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    ししとう

    @44toshishi

    支部にあげるほどきちんと書いてなくてTwitterにあげるには文字数が多い書きたいところだけ書いたものを投げる供養場。

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    ししとう

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     ぼた、と胸の上に温かいものが落ちてきた。
     それはつつ、と肌の上を伝い、シーツの上へと転がり落ちた。
     くすぐったいその感触に閉じていた目を開けた。
     額や肩に光る汗。
     今にも顎先から滴り落ちそうな汗に手をのばす。

    「どうした?」

     いつにない動きを訝しんだのか、ドラルクが視線を寄越す。
     何でもねぇよと顎に伝う汗を手の甲で拭う。

    「…ああ、すまない。気持ち悪かったかね?」

     頬を伝って顎に垂れた汗をドラルクが自らの手の甲で拭う。
     張り付いた髪をうっとおしそうにかきあげた。

    「〜〜〜〜〜。」
    「何だ、どうした。…こら、締め付けるな。」

     滅多に見ることのない、こういう時にしか見れない仕草に胸がぎゅっとなるなんて。
     絶対、絶対言ってやらねぇ。

    「力、抜いて。」

     そう言って、髪を撫でて、キスなんかして。
     
    「狡ぃ……。」
    「何が。」
    「いつもと雰囲気違いすぎんだろ。その…色々。」
    「はぁ?それなら君だって。」

     そう言ってごり、と弱い所を強く突き上げられれば、堪えきれない声が漏れる。

    「可愛すぎるだろうが。」
    「こんのクソ砂ぁ……。」
    「ほら、集中しろ。」

     指と指が絡み、しっとりと体が重なる。
     混じり合う汗の匂い。
     普段汗をかくようなことはしない奴が、こんなになるまで自分を求めてくれていると思うと。

    「……えらく気もそぞろだな。何を考えているのかね?」

     愛されてるんだなって、ほんの少しだけ自信がつく。

    「私の事だけ考えてろ。」
    「考えてるよ。」

     その気持ちを少しずつ少しずつ貯めていって、いつかいっぱいになったら。
     ずっとお前のそばにいていいかと、言える気がするんだ。
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