俺とちとせとオムライス続きちとせは夜になると、窓を開けて月光浴をする。
俺はその護衛も兼ねている。
ちとせは俺を気に入ってくれたらしく、いつも楽しそうにしている。
ちとせは本当に可愛い女の子だと思う。
ちとせはお嬢様育ちで世間知らずなので、常識的なことも知らないことが多い。
俺はそんなちとせをサポートするために色々と勉強をした。
ちとせは病弱だが、とても前向きな性格をしている。
ちとせは吸血鬼を自称しているが、血を吸うことは無い。
ちとせは、自分がいつ死んでもいいように、周りの人間に遺産を残したがっている。
「えへへっ、今日は何の日でしょう?」
「クリスマスイブですね」
「正解! ということでプレゼントをあげるね」
「ありがとうございます」
「はい、これ」
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