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    Ueno_ebi_sen

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    FNF soft MODざっくり翻訳第二弾 chapter4~5

    FNF Soft MODざっくり翻訳 chapter4~5chapter4

    GFとの緊迫した会話の最中に、2人の少年は光よりも速いスピードで路上から振り落とされた。驚いて四方八方を見回す二人。彼らの髪は強い風でバタバタ靡き、周囲はひっきりなしに車が行き交っていた。そして、目の前にはできれば二度と顔を合わせたくなかった美しい女性…マザー・ミアレストが立っていた。

    B「や...やぁ...母さん...」
    MM「私のかわいい赤ちゃん。ずーーっとアナタを心配してたのよ!」
    B「ぼくは大丈夫だよ…ほら…」
    MM「ママがどんなにアナタを心配しているかわかるでしょ?アナタはお外で楽しんできたみたいけど、そろそろお家に帰ってきてもいいんじゃないかしら?」
    B「か…母さん…ぼくは、戻らないよ…」
    MM「…でもね、私はアナタに戻ってきてほしいの…」


    MM「ねえ、こんな家出がどれほど馬鹿げたことかわかっているわよね?」
    B「...どういう意味?」
    MM「言ったまんまよ。私のパーフェクトな息子は、そこの害虫に洗脳されてしまったの。いろんな嘘を頭いっぱいに詰め込まれてね」
    P「言ってくれるじゃねえか、このクソビッチ!俺があいつにしてやったのは、あいつを愛し、世話してやっただけだ。アンタやアンタの怪物みてえな旦那がそんな事を言えるクチかよ」
    B「ピコ...」
    MM「黙りなさい!私たちの家族には何の問題もないわ! 私たちはアナタをとても愛してるの。どうして私と一緒に来てくれないの...?」
    B「ごめんなさい、母さん..…ぼくは行かない」
    MM「ふん、わかったわ。そうすればいいじゃない」


    MM「もう十分よ。私は何度も何度も、アナタが間違っていると気づかせようとしたけど」
    P「......」
    B「...もう、もうやめて......」
    MM「今すぐこんな事をやめて、母親を尊敬することを学びなさい。さもなければ…」
    B「」
    P「わかった、もう十分お前の言い分は聞いたぜ。なあBF、お前は...」
    MM「黙れ、害虫!お前があの子のために何かを決めてやることはできやしないよ!」
    B「...母さんの言う通りだ」
    P「何…?!」
    B「自分のことは自分で決めなきゃ。ぼくは、自分の生きたい人生を生きることを決めたんだ」
    MM「.....アナタっていつも、そんな情けない言い訳をする息子だったのね」


    MM「あああ!このわがままなガキが!自分に選択権があると思っていたことを後悔させてやるからな!」
    P「BF!」
    B「なに?!」
    P「飛べ!」
    B「ぼくはね、どんな時も君を愛してるよ。……でもね、ぼくたち動いている車の上にいるんだよ!!無茶言わないでよ!!!」
    P「俺を信頼してるか?」
    B「ぼくは…」
    P「お前は!俺を!信じてるか?!!」
    B「う……うん…?」
    P「じゃ、3つ数えたら目ぇつぶして飛び降りろ!」。
    P「1...」
    B「ちょっと待って!」
    P「2...」
    B「何か他の案とかないの?!ちゃんと実行できそうなやつ!?」
    P「3!!!」


    chapter5

    ピコとBFは、傷つきながらも、お互いに心を通わせていた。傷を癒しているうちに、あっという間に1ヶ月が過ぎてしまった。傷の手当てをしているうちに やがて少年たちは元気になり、再び街に出る勇気が湧いてくる。雪が舞い、金色の鐘が鳴り、子供たちの笑い声が響く。
    見知らぬ人たちが、興奮した様子で声を掛け合っている。
    『休日、フェアレスト夫妻がこのショッピングモールにグリーティングに来るんですって!』
    二人の少年は、冬の季節を笑顔で楽しんでいる。互いの存在に気を取られながら。

    P「お前が本当にこれを俺に着せてくるとはな......」
    B「えっ?かわいいじゃない」
    P「分かってる...それが問題なんだ...」
    B「まあまあ、1ヶ月ぶりの外出なんだしさ。せめて楽しもうよ」

    FF&MM「見つけたぞ!」「見つけたわ!」
    P「!?」
    B「.........…くそったれ」
    P「人が集まってるな」
    B「うわ...今日はなんて最悪な日なんだ」
    P「17日が...?何かあるのか?」
    MM「あ!私たちの息子よ!」
    B「これがその『何か』だよ…」
    FF「これから年末年始を迎えるというのに」
    MM「アナタがいないんじゃ最悪の年末年始になるんじゃないかって心配してたけど…」
    B「......」
    FF「無事の再会を祝おうじゃないか?」
    MM「そして、アナタを家に連れ帰るわよ!」


    MM「このクソガキが!」
    P&B「!!」
    FF「お前が俺たちの言うことをちゃんと聞いていれば、お前は肌の傷を隠すために年中スウェットシャツを着ることもなかっただろうし、立派な一人前の男になれただろうにな」
    (BFの襟元からのぞく素肌をよく見ると、煙草の押しつけ痕が沢山残っている)
    B「.........」
    MM「今からでもいい子になって、私たちのいう事をちゃんと聞いて!」
    B「ぼくを息子と呼ぶな!」
    FF&MM「!!」
    B「あなた達は、ぼくを自我を持たない奴隷のようにしようとした! GFの親がGFにしたように!」
    MM「黙れ!」
    B「黙るもんか!親がやるべき事は子供を守り、大切にすることだ。それに比べてあなた達は、ぼくの夢を奪って...ぼくの幸せを奪って...ぼくに他人を信頼させないようにして...ぼくの子供時代を奪った。長い間、それが本当の親の愛だと思ってた。でも実際は、あなた達は親としてぼくを愛してはいなかった。あなた達はぼくの『親』じゃない。そしてこれからも、そうなることはないんだ」
    B「ピコ!やっちゃって!」
    P「了解だ!!」

    (暗転)
    B「......!ピコ?」
    怪物「.........」
    B「お前…!」
    怪物「......」
    B「何か言えよ…!」
    怪物「.........」
    B「ぼくは今まで、お前が何者なのかよくわからなかった...。でも、今は何者なのかはっきり分かる。そう…お前はそうあるべき存在だったんだ」
    怪物「......」
    B「もう、今までとは違うんだ。ぼくはもう君を恐れない……僕はもう何も怖くないんだ!」。
    怪物「?」
    B「僕はもう、誰にも僕の人生を支配させない!これで終わりだ!」


    B「.........!」
    P「大丈夫か、BF?」
    (BFがピコに抱きつく)
    B「終わったんだ...全部、終わったんだよ...」
    P「まだ全然終わってねえよ。でも、お前の言いたいことは何となく分かるぜ」
    B「...あの人達はどこに行ったんだろう...」
    P「......」
    B「ま、知りたいとも思わないけど」
    P「…まぁ、まずはホットチョコレートを飲んでから、一晩休む場所を探しに行こうか」
    B「それはいいね!」

    あとがき
    だいぶ簡易化した翻訳になってすみません。
    Soft Picoくんは色んな愛称でBFを呼んでて、softie, baby blue, babeなどいろんな呼び名でBFくんを愛してます。ただ翻訳に入りきらず本当に申し訳ない。
    あとはFFもBFのことをよくsportって呼んでるんですが、どうも意味を調べると「従順なヤツ」みたいなニュアンスであり子供の愛称要素は調べる限りでは見当たりませんでした。ほんと絵にかいたような虐待親ですよ…これも翻訳にうまく入りませんでした。
    愛称関係は入りきらないところが特に多かったです。ハニーとダーリンも海外だと男女や年齢関係なく使いますしね。全体的に重たい話が多く、せめてGFちゃんの話は明るい箸休めになるだろうと踏んでたのが一番重たくて心がざっくりいきました。GFちゃんもまた両親の言葉ひとつで人生狂わされた被害者なので、一番かわいそうでないちゃった…
    重たい話と周りがBFくんにつらく当たってしんどい中でピコくんだけが頼りになる心の安定剤でした。いけいけ彼氏 頼りになるぞ彼氏 なにやらまたアップデートがあるとかないとかで今後が楽しみですね!
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