📱と👊は仲間達と一緒の時はいつも通りだが、3人だけになると途端にデロデロに甘やかしてくる
正面から抱きついて来た👊をつい恥ずかしくて殴ってしまいそうになるが、殴られる前にするりと手を取られて抱き込まれて身動き取れない状態にされ、離れようと身を捩ってもびくともしない
「Σ〜、殴るのはいいけど手を痛めるじぇ〜」
なんて言われてさらにぎゅうぎゅうに抱きしめられてさらに身動き取れなくなる、
耳元で「かわいい」やら「好き、大好き」、「愛してる」とか言われ、ただでさえ恥ずかしくてキャパオーバーになりかけのに、追い打ちをかけてくる
「あ"ー、もうわかった!わかったから離してくれ‼︎/////」
「えー、Σ絶対にわかってないでしょ、まあ我がこうしてたいから離さないが」
そう言い頬を擦り付け、また耳元で愛を囁いてくる
ただでさえいい声しているのに耳元で話されてはたまったもんじゃない
鼓動はより速くなり、もう飛び出してくるんじゃないかと思う
「なーに2人だけでイチャついてんだ、俺もまぜろ」
「お、📱もくるか」
「やめろやめろやめろ、来るな来るな来るな////」
眺めていた📱が近づいて来る
👊だけでもいっぱいいっぱいなのに📱まで増えたらもう身が持たない
「そう言うなって、優しくしてやるぜ?」
「もうキャパオーバーだから増えんnうわ⁈」
いきなり👊が体勢をくるりと変え、後ろから抱え込む体勢になる
「こうした方が📱もΣを可愛がりやすいよな」
「おー、サンキュ」
「はーなーせー////」
正面の📱に後ろの👊、いくら身を捩っても離してもらえず、無駄な抵抗に終わる
📱は初めは頭とか頬を撫でたり、目尻や頬、おでこにキスしてくる
それを見ていた👊も頭や首筋、肩にキスしはじめ、恥ずかしすぎて逃げ出したい
さらにばたついて逃れようとも、フィジカル面で👊に勝てなくて抱え込まれたまま前後から愛されて死にそうになる、頼むからもう勘弁してくれと思っていると唐突に顎を持ち上げられ口を啄む様にキスをされる
「ん⁈」
「あ、ずるい我もする」
顔を上に向けられ真上からキスをされる
「ん、ふぁっ、ぁ〜っ、まっん、ぁ…」
「ハハ、Σかわいい」
「あんま顔上げすぎると呼吸辛くなるからその辺にしとけ」
「わかったじぇ〜」
「…ぁ、ッは、ッ〜〜///」
「あ"ー、えっろ、ベット行くぞ」
「あいよー」
👊に抱え上げられ、寝室へ連れてかれて行かれる
もう抵抗する気力もなく、そのまま成す術もなく2人に好き勝手された
朝、温かな光で目を覚ます
草花が風に揺られる音、小鳥が木々の隙間で遊ぶ音、人々の賑やかな生活音
そして両サイドに2人が居る平和な光景
心底安心し、心が穏やかになっていく
こんな光景がずっと続けばいいなと思うと同時に、5年前の事、👔達の事を思い出して酷い吐き気に襲われる
2人を起こさない様にそっとベットから抜け出し、トイレへ向かう
胃に何も入っていない為出るのは胃液のみ
俺はこんな平和で幸せな空間に居てはいけない存在だと思い出す
2人は俺と違って綺麗な存在だ、俺と違って手は血で汚れてはいないし、人々から愛される存在だ
2人は俺が憧れた英雄で、勇者で…
そこまで考えてとある考えが頭を過ぎる
「そうだ、失踪しよう」
前に🕶をめちゃくちゃ心配させたから一言声かけて行こうと思ったらついて来た
「やったねバチ!またΣを独り占めできるバチね」
【探さないで下さい byΣ】
「なぜーーーー???!!!」
「まぁ、そうだよなぁ…」
予測を立ててた📱が二、三日後に迎えに行って、🕶に追い払われた
「🕶、誰か来てたのか?」
「📱が来てたから追い返したバチ」
「え???」
「まだ私のΣでいてねバチ」
「?????」