🟥🦇「微かに扉にひっかき傷がついてた」仕事を済ませて書斎から出ようとした🟥🦇
扉を押しても何故か開かない
「ん?あれ?………開かない」
さっきよりも強めに押してみると若干扉が開く
開いた隙間から城内に居るであろう🟩🐺を呼ぶ
「おーーい!!ルー!!ちょっと来てくれ!!!」
呼んでみるとすぐ側から声がする
「……………なんだい兄さん」
「!?」
そこには………
よくよく見てみると開かない扉の前に
どっしりと不貞腐れて横になった銀狼の姿が……
ちらりと横目に🟥🦇を見てフンッと鼻を鳴らす銀狼
「え、な、何してるんだ?」
「………………」
「なぁ、どいてくれないか?出れないんだが…」
「………出なきゃいいじゃないか、一生仕事してれば?」
「」
「な、もしかして最近忙しくて構ってやれなかったから不貞腐れてるのか……!?」
「……何ちょっと嬉しそうにしてるのさ…!!!」
扉に阻まれて見えないがグルグル…と怒りを顕にした声とバンッと尾で扉を叩く音が聞こえる
「悪かったよ、な?もう暫くは忙しくないから…」
「……本当に?」
「ッあぁ!!本当だよ…!!だから退いてくれるかい?」
「……………」
渋々扉の前から退いて振り返るとそこには
嬉しそうに顔を緩ませる🟥🦇が……
「はぁ、ありがとう……ごめんなぁ………」
「…………悪いと思ってないでしょ!!」
「ッだぁ!!!!!??」
嬉しそうに撫でようとしてくるのに腹が立って
伸ばされた手を軽く噛む🟩🐺
仕返しをしたあとボンッと人型に戻る
「次また放って置いたらもうご飯作らないからね!!!」
痛みに涙目になる🟥🦇を置いて大きな暖炉のあるリビングへ戻っていくのでした
その日の夕飯は野菜メインなめちゃくちゃヘルシーご飯にされてる🟥🦇がいたりする
主従になってから🟩🐺は狼姿の時少しだけ身体のサイズが変えれるようになってたり