青学Rメンバーと跡部家お泊り翌日の塚さん長く退屈な授業が終わって菊丸はほとんど駆け足で部室に向かう。
はやく体を動かしたい。はやくテニスがしたい。今日はどんなことが出来るだろう。どんなことが出来るようになってるだろう。
部活がある日に限って日誌は回ってくるもの、眠くて眠くてミミズがはしった日誌を何度も書き直していたらいつのにか、同じクラスの不二は先に部室に向かっていた。
「不二も待っててくれればいーのにさ」
不二がいたらミミズがはしることもなく日誌だってもっと早く終わっていたはずなのになぁ。
理不尽な文句を吐きながら部室のドアを開けると先客は2名。
裏切って先に行った不二に
……げ、手塚。
思わずちょっと顔がキュってなる。俺、手塚って何考えてるかわかんなくて正直ニガテ。
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