Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    毛利の麦

    @morino_mugicco

    成人済。
    主に鯉月のらくがき。

    ↓うぇぶぼ↓
    https://wavebox.me/wave/2n56szjp7sr49jpu/

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 23

    毛利の麦

    ☆quiet follow

    2024年の軍曹お誕生日絵

    #切り絵
    cutout
    #月島基
    tsukishimaBase

    Tap to full screen (size:1292x1855).Repost is prohibited
    💯💯💚😇🙏💕👏🌙😭✨🌙🌙🌙💚💚💚💚💯💯💯👏👏👏
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works

    可塑chang

    DOODLE【死ネタ】鯉月が早々別離となり数十年後、鯉ちゃんが亡くなってる壮年の話。残された家族の夕べ(鯉月の二人は一度も出てきません)盛大な父の葬儀が終わり、やっと喪があけた頃。あの頃よりもほっそりとした母と静けさの目立つ居間で、庭木を見ながらお茶を飲んでいた。父が亡くなったのは快晴の春。冬の灰色からは想像もつかないような青の目立つ空の日だった。
    小池を臨む縁側は光溢れ、空の青も葉の緑も濃く、初夏の足音がする。眩い生命の庭の片隅では、大輪の白い芍薬が顔を綻ばせている。どこぞの梢でコルリがチヨイチヨイと高く鳴き、夏が来るぞと言っているようだった。まるで父の如き騒がしさだ。
    「○○ちゃん」
    母が私を呼んだ。
    「なあに母様」
    「わたし、あの人に愛されていたのかしら」
    何を言うのだろう。あれほどまでに分かりやすい愛を向ける男など、今日日父くらいしか私は知らない。陸軍将校であり、閣下と呼ばれ、厳格で忠実なあの人が、顔を綻ばせ帰ってくるのを、十数年は見てきた。
    「……どうしてそう思うの?」
    「さあ…何でかしらね……寂しいのかしら、私」
    「父様は騒がしい人だったものね。急に静かになっちゃって、きっと耳が驚いているのよ。こんなに静かなの久しぶりだって」
    「そうね……そうだといいわね」
    浅く笑う母は綺麗だ。華奢な指先、桜貝の如き爪、白 2288

    みーやん

    PROGRESS #RTされた数だけ媚薬入りの瓶を推しに飲ませる因みに見た人もやる
    上記のタグをお借りして、7本のB薬が集まりましたので、🌙さんに飲ませるぞ!!って思ったら思った以上に長くなったので、一旦書けたところまで上げます!🎏🌙です!!
    ※B薬描写まだ出てきません。書けたら追記します。
    ※えちちになったら、R-18指定にします。
    秘密の兎は月夜に踊る あらゆる個の自由が認められている世に生を享けて幾数年。私は明治からの想い人である、月島をずっと探している。
     それは、大学生になってからも尚変わらずにいるのだが、全くもって手がかりが掴めずにいる──

    「ちょっと、鯉登ちゃん。最近根詰めすぎじゃない?目の下にご立派なクマちゃんできてるしぃ」
    「…白石。これは生まれつきだ、失礼な奴め」

     大学にある図書館の中で膨大にある明治期の資料を片っ端から調べていた私に声をかけてきたのは、同じ学部の同級生である白石だ。
     何度か単位を逃しては留年しているらしいが、年の差を全く感じさせないのは奴の取り柄なのか短所なのか…まぁ、そんなことは今はどうでもいい──確か同じく同級生である杉元といつもつるんでいたような気がするが、どうやら今は一人のようだ。
    3229

    oshihamidori

    DONE6/3-6/4こいびとは上官につき展示作品でした。
    樺太道中後半戦、鯉→月ですが、月→鯉なのかは判然としない、そんな微妙な時期の二人を書いております。
    ゆるはらす船 今夜の宿は、往路でアシㇼパ達が世話になったという、ウイルタ民族の天幕になった。アウンダウ、という名の冬の家らしい。アシㇼパと白石の顔を見るなりよく無事だったと歓迎してくれて、酒と食事を振る舞ってくれた。更には一晩だけなら、と一張りまるまる天幕を借りられることになった。我々は礼になるような物品を殆ど持っておらず、唯一手土産の体をなしているのは、月島が豊原で仕入れていた煙草の残りくらいだ。
     たった二箱の煙草を住民は喜んでくれた。日本の煙草は滅多に手に入らないから、と言う。
     この旅が始まってからというもの、あらゆる交渉ごとは月島の担当だ。
     月島を見ていると、言語の習得は重要だなと痛感させられる。同じ言語を解するという安心感が相手の警戒心を解き、結果交渉も上手く行くことが多い。私の陸士時代の専攻はドイツ語で、英語もそこそこは学んでいる。しかし実地での経験がないから、現地でどれくらい通用するかは分からない。月島のロシア語の技倆を目の当たりにすると、言葉の問題だけではなくて、自分には不足が多いなと痛感する。それは杉元に対しても谷垣に対しても思う。
    6311