Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    a_yousou

    @a_yousou

    @a_yousou サイレント・ウィッチにどっぷり沼った。アイザック・ウォーカーとウィルディアヌ推し。
    師弟猫 色んな主従関係大好きです。

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 🌟 🐍 💫
    POIPOI 25

    a_yousou

    ☆quiet follow

    (平和に外伝終わったらこんな光景あるといいな!妄想です。呼び方に関してはなんて呼んでくれるか不明なため、今の所殿下呼び(の癖が抜けてないってことに))

    フニフニ? モフモフ? ××××……? ある日のサザンドール、モニカの家の一室での出来事。
     シリルの前には猫の姿のネロが、モニカの前にはイタチ姿のピケとトゥーレがいた。
    「触ってもいいだろうか……」
    「な、撫でてもいいですか?」
     律儀に許可を得た上で、シリルは肉球の感触を、モニカはイタチの毛のモフモフした感触を堪能していた。
     その光景をアイザックは少し離れた場所から眺めていた。平和な光景だなーと見つめつ、そろそろお茶の準備をしようかと考えているとモニカが毛皮のモフモフを撫でながらアイザックの方を向く。
    「アイク、アイクは、フニフニとモフモフどちらが好きですか?」
     ネロの肉球の感触は大好きだがこのモフモフも捨てがたいとモニカは思った。きっとシリルもそうなのだろう肉球をフニフニしながらアイザックの方を見る。
    「……え」
     しまった。この話題を振られたくなくて離れた場所から眺めていたのに。
    「マスター……」
     ちらりと横目で隣を見れば執事服を纏い、人の姿をした、アイザックの契約精霊であるウィルディアヌがなにやら不満げな様子で己の主人を見る。
    「……小動物に変化できず、申し訳ありません。精進いたします」
    「……うん。僕はまだ何も言っていないのだけれども?」
     以前にも聞き覚えのある台詞を口にして白いトカゲの姿になり、アイザックの腕をよじ登る。
    「……水の上位精霊ならば幻術が得意なのではないか? なら……」
     シリルは小動物にも変化できるのでは? と言いたいのだろう。ウィルディアヌは動きを止め、もの言いたげな目をし、シリルを一瞥したが、ただそれだけ。何も言わず動きを再開しアイザックのポケットの中へと収まった。

     ウィルディアヌの行動を見守りしばし間が空き、モニカとシリルは目と目を合わせた。口ごもるシリルに、頷くモニカ。

     ——モニカ、この話題は殿下の上位精霊の前では禁止だ。
     ——わかりました、シリル様。



     会話せず意思疎通を図る二人を眺め、アイザックは是非とも、頼むからそうしてくれと口にはせず、ポケットの上からウィルディアヌを宥めるようにポンポンと叩くのであった。



    Tap to full screen .Repost is prohibited
    💖💖💖🙏🙏🙏😭💘👏👍☺☺🙏🙏💖💖👏👏👍👍💖😍😍😍💙💖💙🙏🙏🙏🙏🙏🙏😭😭😭
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    a_yousou

    CAN’T MAKE多分没ネタ
    戦闘シーンが浮かばない&ちょっと今んところ書けそうにもないので。書けているところまで

    お顔は戻ったけど右目は光がはいると変わらず激痛が走るまま。七賢人全員にアイクの正体がバレている(明かしている)という設定。なのは悶々とネタを練っていたのがまだ「世界の半分を失うis何!?」ってしてた頃だったからです。

    丁度魔法戦の抜け穴とかやってるし絶対に楽しい事になると思うんだよ
    ルイスvs アイクの魔法戦が見たい ——いずれあなたはその目に映る世界の半分を失うでしょう。
    〈星詠みの魔女〉から喪失の予言を受け、その回避の為にアイザックが一人で行動していた事をモニカ達が知ったのは、全てが終った後だった。どうして相談してくれなかったのかという思いもあるが、それ以上に悩みを抱えていた原因がそこにもあったのだと思うとやるせなさが胸を占める。
     それぞれ〈暴食のゾーイ〉に奪われた〈大事なもの〉は取り戻せたが、アイザックの右目は回復しないままだった。
     モニカが影を剥がしてくれたおかげで虹彩は戻ったが、依然として右目は見えづらく、そして光が入ると激痛が走るのは変わらないまま。黒い槍は直ぐに折られ、影の浸食が少しで済んだとはいえ、眼球に刺さった事には変わりはない為だろうというのが医師の診断の結果だった。
    2115