朱い髪のヘビースモーカー第荳位. 新名朱紫(ロトカ・ヴォルテラの愛堕討ち)
・最初に見せてもらったときにビジュの衝撃を私は一生忘れない
・ダウナーな見た目をしているのに中身がバブちゃんなのずるくないか....???
・出会いは街の路地裏。治安は最悪というほどではないが、ヤのつく方がちらほら歩いているこの街ではあまり夜歩くことをお勧めしない。そんななか定時直前にクソ上司に押し付けられた残業を終わらせるために夜遅くまで会社にいた私は不本意ながら夜遅くこの街を通らなければならなかった。何も起きませんように、その願いも虚しく案の定ガラの悪いお兄さんに絡まれることになってしまった。何を言っても聞く耳の持たないお兄さんたち、腕も掴まれて逃げ場のなくもう終わりかと思ったその時、朱い髪の彼がそこにはいた。気がついた頃にはさっきのお兄さんたちは元の顔のかたちがなくなったまま地面に転がっていた。(きよちゃんと喧嘩してめっちゃ虫の居所悪くて殴った、お兄さんたち可哀想に。)お礼を言おうとした頃には少し噎せてしまうような紫煙の残り香だけを残してどこかに行ってしまった。後日、どこか見覚えのある青髪の男と一緒にいたのを見かけ微かに微笑んでいる彼の姿を見て私の出る幕はないと確信したけど、あなたを想い続けることは許してほしいな。