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    Chiku_33

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    Chiku_33

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    〜長いあらすじ〜
    ダンジョンの魔物がスケベ毒を浴びせてきたせいで肉体関係を持った二人。
    その後もなんかなし崩しに肉体関係を継続させていたら、奴隷の方が「これだけ優しくて気持ちいいことを覚えてしまった後、この人に見捨てられたり裏切られてしまったら自分は大丈夫なんだろうか?」って突然怖くなってしまっていきなり泣き出した図です。
    ※最中ですがモロはなし
    ※奴隷受
    成人済みですか?
    y /n↓

    #創作BL
    Original Bl

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    あるぱ

    DONE三題噺のお題で作成した世紀末BL/30分最果てにて


     どうして、うつくしいものは脆いのだろう。ぼくは見下ろしながら、何度も繰り返しそう呟いた。チカリチカリと明滅するカラフルな光が、彼の肌色を奇妙な色へ変化させる。ぼくは床に座り、彼の顔に顔を近づけた。かすかに感じる呼吸音。思わず、ほっとしてしまう。
     ぼくがほっとするなんて、おかしな話だ。口元をゆがめ、立ち上がった。それから、薄暗い室内を見渡す。
     廃屋は荒れ果てていて、もはや人間の生活したあとも朧気だ。ただ大きなクリスマスツリーの電飾だけが、滑稽なほど景気よく光る様を、いつか彼は悪夢みたいだねと笑っていた。あれはいつだったか、と思い出すまでもなく、ぼくには三十二日と十一時間、二十三分前のことだと分かる。
     貴重なガソリンと発電機なのに、彼はこのツリーの電飾にそれを使った。たぶん、あの時からもう、だいぶ壊れていたのだ。
     ぼくは部屋を横切って外へ出て、雨水を集めるために作った仕掛けから、コップに水を汲んで彼の元に戻った。本来ならば濾過して、一度沸騰して冷ますべきということは理解していたが、いまとなってはそんなことはなんの意味もない。彼の生命がいつ消えたっておかしくないこと 1588