早起きは三文の幸せ◎早起きは三文の幸せ


「...む。また先を越されたか」


新学期になり、類と同じクラスになってから数日が経つ。
主に類への監視の目を光らせるべく風紀委員になったりと、色々と新たな発見を感じている今日この頃だが、これもまた、去年までは感じることもなかった感情だった。

それは、自分のクラスに向かうと類がいるということ。
同じクラスなのだから当たり前なのだが...オレにとって類はその...こ、恋人...だからな...、それゆえにこの当たり前の、なんでもないようなことが。教室に行けば、無条件に類と顔を合わせられる、という現実を幸せと感じてしまうのだ。

もう一つある。
これまでの類との付き合いで、あいつは朝がめっぽう弱いということを思い知らされてきた。逆にオレは朝は強いぞ！クラスでは大体一番乗りで教室に入る！...状況にもよるが。

きみとお揃い◎きみとお揃い


3年に進級した司くんはブレザーを着るようになった。カーディガンも、今まで着ていたものとは違う、落ち着いた色合いのものを着用している。カーディガンに関しては、僕も新調したものを着ているけれど。

司くん曰く、風紀委員になったからには身なりもしっかりしないといけないとな、ということらしい。
こういう、形から入ろうとするところは実に司くんらしくて、好きなところだ。それに、ブレザーを着ている司くんは新鮮で、見ているこちらとしても目の保養になる。ふふ、司くんは何を着ても似合ってしまうんだね。

そんな、ブレザー姿の司くんに絆されている日々のとある日。


「そういえば、類はブレザーを着ないのか？」

いつものように屋上で二人でお昼を取っている最中、司くんがふと尋ねてきた。購買で購入したコッペパンを片手に、上目遣いでそう聞いてくる司くんはなんとも可愛らしかった。

Nightmares have always been a constant in his life. From the day he was forced to abandon his home —and his beloved mother— to become a Gurkha, to when he had to make his first kill. And even after escaping that chained life and becoming a Mercenary, nightmares have always been present. Every single episode in his life has been revived over and over and over in tenebrous dreams.