ホークスの懺悔「荼毘ぃ〜!ただいまぁ!!」
「……るせェ。」
いつもと変わらない、とある平和な日の深夜にホークスは仕事から帰宅した。唯一違うのは、いつもは疲れた顔で帰ってきて、寝ているであろう荼毘を起こさぬよう扉の開閉や歩く音にも気を遣うホークスが、今日ばかりは豪快に扉を開け放ち、大声で荼毘を呼びながら帰宅した。
当然、突然起こされた荼毘の機嫌は最低だ。起こした当人である馬鹿鳥に罵声のひとつやふたつを浴びせてやろうとそいつを見ると、いつもの仕事後の疲れ顔は何処へやら、顔を真っ赤に染め、ニコニコと笑顔で荼毘を呼ぶホークスがいた。
「てか酒クセェ!!」
「荼毘ぃ〜!!」
上機嫌な笑顔で荼毘に抱きつくホークス。その身体からは尋常じゃない程の酒の匂いと少しばかりの煙草の匂いがしており、余程呑まされたのだろうという事が伺えた。
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