Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    SBX7tHkHIF2030

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💫 🐍 🐉
    POIPOI 2

    SBX7tHkHIF2030

    ☆quiet follow

    カルナバ組とアーキャスの会話文
    遭難のお話

    ラムセ少年→🍀
    アシュレイ→★
    キャッスル→🏰
    アーク→🧚

    ナバ組とアーキャス噺(遭難編)
    ★「…推進力が足りん。今のままでは重力から逃れることはできないか…」
    🍀「久しぶり」
    ★「おわああああ!!」
    🍀「ちょっと!危ないから急に撃たないでよ!」
    ★「コックピットをこじ開けるな!余裕で全弾躱すな!!」
    🍀「こじ開けてないよ。ちょっとハッキングしただけ。あとアシュレイ、射撃下手だね」
    ★「貴様という奴は……!」
    🍀「落ち着いてってば。ボクも遭難しちゃったみたい。とりあえず外に出ない?」
    〜数分後〜
    🍀「全く知らない場所かも…ねえ、ここって宇宙のどの辺だと思う?」
    ★「知らん、俺に聞くな」
    🍀「大佐クラスの軍人なのにどこかも分からない場所で戦ってたの?」
    ★「お前が言うな。そして煽るのをやめろ」


    ★「辺り一面が砂か。砂漠だろうな、ここは」
    🍀「オアシスとかないのかなあ。機体に戻る?」
    ★「俺の機体のレーダーはやられてる。お前の手でな」
    🍀「そうなの。あれ命中してたんだ。やったね」
    ★「嬉しそうで何よりだ。ところで貴様の頭に鉛玉を数発ほどブチ込んでもいいだろうか?」


    🍀「機体、持ってきたよ」
    ★「俺の乗機を引きずるなこのたわけ」
    🍀「やだ。ボクの機体に傷をつけたでしょ」
    ★「…戦闘中だぞ。当たり前だろう」
    🍀「あんなに塗装が剥がれちゃってさ、塗り直すの大変なんだよ」
    ★「まさか機体の整備を自分でやっているのか」
    🍀「当たり前。ボクの機体なんだし」
    ★「……」
    🍀「それっ」
    ★「…おい!?扱いが乱暴すぎるぞ!振りまわすな!」
    🍀「…ふふっ」
    ★「楽しむなァ!」


    🏰「…こんばんは」
    🍀「うわあ!」
    ★「ぬッ…なんだ貴様は」
    🏰「私はキャッスル。この砂漠を彷徨う者です」
    ★「凄い頭だな。さては原住民族か」
    🍀「言い方」
    🏰「随分と賑やかなお客人で。遠くからお声が聞こえていましたよ」
    🍀「つまりうるさいって事だね。アシュレイが」
    ★「貴様だろうが」
    🏰「(仲が良いなあ…)見たところオアシスを探しているようですね。案内しましょう」
    ★「何故俺たちの目的が分かる…?」
    🏰「聞こえてたんですよ。あまりにも大きすぎる声が」


    🍀「助かった…!」
    ★「恩に着るぞ。城」
    🏰「キャッスルです」
    🍀「…ところでキャッスルさんは何故この砂漠に?」
    🏰「探し物がありましてね。一朝一夕では見つからないものなのでお気になさらず」
    ★「そうか…。ん?おい、あれはなんだ?」
    🍀「わ、綺麗な青い布…でもボロボロだ」
    🏰「探し物が増えましたね。お手伝いしていただけますか?」
    ★「唐突すぎやしないか」


    🍀「あっ!人だ…!」
    🏰「大丈夫ですか」
    ★「あの城頭、あんなに素早く動けたのか」
    🍀「見るところが違うと思うよ…」
    🧚‍♂️「うう…」
    🏰「良かった…。少し疲れ気味のようですね。こんな所で眠ってはいけませんよ」
    🍀「無事みたいだ…良かった。…すごく優しそうな顔だね。あの人にとって大事な人なのかな」
    ★「……」
    🍀「うわ居心地悪そう」
    ★「ここは俺のような軍人が居て良い場所ではない。オアシスに戻る」
    🍀「でも迷子になっちゃうんじゃない?ほら大人しくしててよ」
    ★「騒げない空気だからと煽るな…!」
    🏰「あの。少々お静かにしていただけませんか??」
    🍀★「「大変申し訳ありませんでした」」


    🧚‍♂️「…助けていただきありがとうございます。私の名はアーク。深森の国の王子です」
    🍀「王子…!?」
    ★「王政はもはや俺たちの星にはない。知らん国だな。となると随分と遠い惑星まで来てしまったようだ」
    🧚‍♂️「あの…」
    🏰「この方たちは宇宙よりお越しになったようなのです。あの鉄の巨人に乗って」
    🍀「鉄の巨人…ロボットとかはないのかあ…」
    ★「未開の星か?おい、ノータイムで殴るなラムセ!」
    🍀「王子様の前でちょっと口が悪いんじゃないかな」
    ★「分かったから殴るな!すまなかった」
    🧚‍♂️「まあまあ…落ち着いて下さい。王子とはいえ今は放浪中ですから…キャッスルさんも杖を置いてください…」
    🏰「……」


    🧚‍♂️「凄い!なんて洗練された造りなんでしょう…!」
    🍀「なんだかこっちが照れちゃうね」
    ★「あまり近づき過ぎると危険だ。気をつけろ」
    🍀「良かったら乗ってみますか?」
    ★「無視するな」
    🏰「あの、旅のお方、それは安全なのでしょうか…」
    🍀「機体を寝かせておけば大丈夫。キャッスルさんもどうですか?」
    🏰「興味が無いと言えば嘘になりますね…」
    🍀「良かった〜!」
    ★「おい。取り込み中のところ悪いな。貴様の機体が飛んでいるぞ」
    🍀「嘘!?あっ、うわ〜…すごいね…」
    ★「嘘じゃないし放心もするな。早く止めに行くぞ」


    🧚‍♂️「どうしましょう…なんか動いてしまいました…!」
    ★「おい、落ち着け。とりあえず両手を離せ」
    🧚‍♂️「両手を…大丈夫でしょうか…」
    ★「早くやれ」
    🧚‍♂️「…はい!」
    ★「よーし良いぞ。衝撃があるだろうからしっかり席につかまっていろ」
    🍀「おお…姫抱きしてる…」
    ★「聴こえてるぞラムセ。そんなんじゃない。ッ…!?」
    🏰「いけない。バランスが…!」
    🍀「ダメだ、機体の推進力が弱まりすぎてる。キャッスルさん、どこに行くんです!?早く逃げて!」


    🏰「私は国を護るものでしたからね。これくらいはできますよ」
    🍀「…大きい」
    ★「巨大化したのか…!?お前はなんなんだ…」
    🧚‍♂️「ええと、キャッスルさんは砂の兵士なんです。辺りの砂に紛れ込むこともできますし、こうやって取り込む事もできるみたいですね」
    ★「それなら早くやってくれ…」
    🏰「これをやると自我が薄まって危ないんですよ。降ろしますね」
    〜数分後〜
    🧚‍♂️「私の不手際ですみませんでした…お二方も…」
    🍀「いえ、ボクが軽率でした。まさか動くとは思わなくて…」
    🧚‍♂️「そんな…どうも私の魔法と干渉してしまったようで…ごめんなさい…」
    🏰「どうしたんですか?頭が痛いのでしょうか」
    ★「本当になんなんだ、砂の巨人、魔法…?」
    🏰「まあこういう世界もあるんですよ。少しお休みになってはいかがですか」
    ★「うむ…」


    🍀「あ!通信!通信が入ってる!」
    ★「俺の方にも来た。あれか、機体が無茶な動きをしていたから警戒信号でも出たんだろうな」
    🍀「もうすぐ友軍が来る…!アークさん、キャッスルさん、本当にありがとうございます!」
    🏰「無事に帰れそうで何よりです」
    🧚‍♂️「もう行ってしまわれるのですね…二度も助けていただきありがとうございました…!」
    ★「バツの悪い顔をしているな。貴様にしては珍しい」
    🍀「…あれはボクが悪いし」
    🏰「…そう気を落とさないで下さい。別れの時なんですから。ほら、これをどうぞ」
    🍀「手から花が…!?うわぁ、ありがとうございます…」
    🏰「あなたにも」
    ★「…フン。受け取ってやらんこともない」
    🏰「顔が赤いですよ」
    🍀「照れてるね」
    🧚‍♂️「照れてますね…」
    ★「うるさァい!一々言わんで良いわ!」


    🧚‍♂️「行ってしまわれた…」
    🏰「初めはどうかと思いましたが、やはり出会いは良いものですね。そのぶん、別れも惜しいですが」
    🧚‍♂️「あの方達はまた宇宙で戦うのでしょうか」
    🏰「それが彼らの生き方なんでしょうから。また逢えることを願いましょう」
    ______________________________

    🍀「うん、良い出来。すごく綺麗だから押し花にしちゃったけどまだ瑞々しいね…。本当に良い人たちだったなあ…」
    「おっと、招集かな…!こちらイア=ラムセ。デッキまで急ぎます!」
    ______________________________

    ★「ふん、これでいいだろう」
    「プリザーブドフラワーですか。器用なのですね」
    ★「うお!貴様いつから見ていた!」
    「その花をしげしげと眺められているところから…」
    ★「忘れろ。上官命令だ」
    「…ハイ」
    ★「ところで何用か」
    「招集が掛かっていますよ」
    ★「それを早く言えェ!!」
    「すみませんでしたァ!!!」


    🏰「ああ。王子もまた行ってしまわれた。森から帰ってくるまでまた一人で歩き続けるとしましょうか…」

    🏰「今日は星が綺麗ですね。慰めには丁度良い…
    ん??」

    ★「うおぉおおお!!墜ちる!墜ちるぞ!!どけラムセェ!!?」
    🍀「ちょっと!そっちこそ脚引っ掛けるのやめてよ!!あっこれダメそう」
    ★「諦めるなァーッッ!!!」

    🏰「また星が落ちて来ましたね…お元気そうで何よりです」


    ─𝑭𝒊𝒏.
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    👍👍👍👍☺☺☺☺❤
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works