不眠症のアメジオ任務に追われる生活が続いた結果、段々と眠りが浅くなり夜中に起きる回数が増えた。隈が酷いとハンベルに指摘されたが、寝なければ寝ないでなんとかなっていたため聞き流す日々。しかしある日、そのハンベルの目の前でふらついて体を壁にぶつけてしまった。
「アメジオ様、あなたは今からお仕事禁止です。」
そう言われてしまい部屋へと帰されたのだが、やはり横になっても眠気が来ない。気を失うように眠っている場合もあるが、一時間もしない内に目覚める。ここ最近のルーティーンだ。まぁ寝ないよりはマシだろうとそのまま布団へ潜っていると、夜にハンベルが様子を見に来た。相変わらずの顔色のアメジオを見て少し眉を潜める。
「眠れないなら場所を変えましょう。ここは些か騒がしいですから。」
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