masasi9991 @masasi9991 妖怪ウォッチとFLOとRMXとSideMなど平和なのと燃えとエロと♡喘ぎとたまにグロとなんかよくわからないもの ☆quiet follow Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 425
masasi9991☆quiet followDONEちょっとしたことでご機嫌なデググラ ##デググラ 宝探しパイ 今日はいい日だ。天気がよくて、寒くもないし暑くもない。秋の昼下がりらしい涼しい風と、青い空に少しだけ浮かんでいる白い雲がいい具合だ。 空ばっかり見ているって、わけじゃない。キミを見上げると、どうしてもその向こうに空が見える。店を出てからご機嫌でスキップしながら先を行くキミを追いかけて、道の途中で突然キミが、あっと声を上げて振り返ったところ。「グランツ! おまえの分はどうだった?」 と、キミはおれの手にした袋を指差しながら大慌てで尋ねた。「おれの? まだ開けてないな。というかこれはおれの分じゃなくて、おれたちの分だろう。一人でこんなに大きなパイは食べ切れないぜ」「そうかな?」 首をかしげる、キミを見上げる。その向こうに空が見える。日差しも眩しい。とてもいい日だ。「まあさっき店で食べた分のパイはハズレだったけどな」「そうだったのか!? そ、それじゃおれのこの、大当たりのウサギの王子様の人形を、お、おまえに……」 そう言いながらも踏ん切りが付かないのか、キミの手は小さな陶器の人形を大事に握っている。大きくて骨ばった手に握られた人形はそら豆のように小さく見える。さすがに、いくらキミの握力でも握りつぶしてしまうということは、ないだろうが。「ふふっ。いいさ、宝物はハズレだったけどパイも他の料理もおいしかった。それにお土産のパイはホールで買ったから、全部食べればまた誰かが当たるはずだ」「しかしおまえが当たるとは限らないぞ」「いいさ。キミが当たってもロックやロッタナたちが当たっても、おれにとってはうれしい。キミのご機嫌な顔が見れるからな」「おれの顔が見たいのか?」「ああ」 不思議そうに聞き返して、ちょっと何かを考えたかと思ったら、今度はキミはぐぐっと背を屈めた。顔が近づいてくる。 もう空なんか見えないぐらい、視界がキミでいっぱいだ。「ぷっ、あはははっ」「むふふ。そうか、おれの顔がいいのか。うんうん。そういうことか。いくらでも見ていいぞ!」「あっはっはっはっは! ホントにかい? ふ、ふふっ、いつも見させてもらってるけど、あはは、もっと……」「おれはいつでもご機嫌な男だからな! むふふふ。わっはっは。こんなに近くで笑い合うと、くすぐったいな」「あ」 キミが腹を抱えて笑うと、顔が離れてしまった。残念だ。キミもしまった、という顔をする。「もっと近いほうがいいか!?」「あはっ、ははは、そうだな、でも家に帰ってからの方が、いいかな? まずこのパイが温かいうちに、ロッタナたちも一切れ食べたいだろうし」「うむ、そうだな! 温かいパイは格別だ!」 パイから出てきたウサギの人形を手のひらに乗せて、ご機嫌になってうんうんとうなずく。そんなキミをまた、晴れた空を背景に眩しい気持ちで見上げる。今日もいい日だ。Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow masasi9991DONE虎牙が2人で練習してる道タケ漣コツコツ練習!「ほら、さっさとやれ。簡単なんだろ」 「ッ……たりまえだ! 最強大天才のオレ様にかかればンなのォ……」 威嚇している。コイツに似てるヤツを動画で見たことがある。初めて出会う犬や人間に威嚇をしている子猫だ。コイツは俺の手元の円城寺さんのぬいぐるみに向かって威嚇している。言ってることとは裏腹に。 「じ、じっとしてやがれ、らーめん屋」 「ぬいぐるみは元から動かねーって」 「うるせェ!」 ……でも、ちゃんとぬいぐるみの円城寺さんを本物の円城寺さんだと見立ててる、って認識はあるんだな、と勝手に感心した。確かに円城寺さんに向かって威嚇してるときと、同じ顔をしてる。本物だったら適当になだめてあしらわれて終わるところだが……。 2285 masasi9991DONE暑い日の道タケ漣氷で冷やしていただきます 帰ってくるなり二人揃って畳の上に転がった。 「暑い」 「アチィ」 と口々に唸っている。 確かに今日は暑い。こんな日差しの強い時間に駅から歩いて帰って来るのはさぞ大変だったはずだ。部屋にクーラーは利かせているけど、きっと暑さはなかなか引かないだろう。 グラスに氷と、よく冷えた麦茶のピッチャーをお盆に準備して居間に戻る。……まだ転がっている。二人とも、顔も身体も熱で真っ赤だ。 で、着てるものをそこら中に脱ぎ散らかしている。気持ちはわからなくもないが……。 正確に言うと下着を除いて全て脱いでしまってるのは漣の方で、タケルは辛うじて着てはいる。着てはいるがタンクトップの裾はまくり上げられて、腹も、胸も丸出しだ。 2099 masasi9991DONEプリンを作ってくれる道流さんの道タケ漣プリンの話□1 ソイツが円城寺さんの腕に噛みついた。円城寺さんは笑って「こらこら」なんて言って、ソイツの頭を押し返している。 「腹減った!」 「さっき昼飯食ったばっかりだろ?」 「……違う。メシじゃねーやつ」 まだ諦めずに膝の上に乗り上げて迫ってくるソイツの前に腕を翳して、円城寺さんは顔を庇っている。何故ならソイツが本命で狙っているのは円城寺さんの鼻先だからだ。……多分。よくそこに噛みついてるから。 「オマエ、さっきも『まだ』って言われただろ」 「もう充分待ってやったっつーの! さっさと食わせやがれ!」 「うーん、でもなぁ……ちょっと前に確認した感じだと、おやつの時間にも間に合わなそうだ。食えるのは晩飯の後だな」 「ハァ!?」 1856 masasi9991DONE道流さんの話をしてる虎牙の道タケ漣 980 masasi9991DONE事後にいちゃいちゃしてる道タケ漣 1139 masasi9991DONEいちゃいちゃしてるだけの道タケ漣何もしていなくても 困ったことに、何もしていなくてもかわいい。 二人とも床にコロンと転がって、先日師匠に資料として渡された雑誌を眺めている。 自分たちが掲載される予定の特集シリーズのページなんかはほぼチェック済みだ。いま二人が眺めているのは、自分たちの仕事とは直接の関係はないレシピのページ。うまそうだ、とかこっちがいいだとか、時々じゃれ合うように言い合いながらページを巡っている。 今度作ってやるためにも後でしっかりチェックさせてもらおう。それはそうとして、こうして何をしているわけでもない瞬間でも……雑誌を読んでいるだけの瞬間でも、タケルと漣がかわいくてしょうがない。 そう思っていると、いつのまにか自分の手元が緩んでいたらしい。開いていた資格本がパタンと音を立ててて閉じた。その音で二人揃ってこちらを向く。 1143