好きのすれ違い「藤、まだ起きておりますか?」
私は藤に起きているか確認する。いつもなら寝ぼけているのだが今日は違った。
「起きていますよ。また悪い夢を見たのか」
当てられた。どうしてだろう、と聞く前に
「来るなら来ていいですよ」
「では、お言葉に甘えさせて頂きます…」
そのまま藤のベットへ入る。とても安心する感覚がある。
藤は今は少しそっとしておく時期ですが、根は優しいのです。
私はそういうところが大好きです。
「藤…好きです」そう言うと藤は
「私もですから安心して下さい。」と。
…私は本気なのです。でもきっと藤にとっては「家族として」好きなのでしょう。
私はそのまま、藤に抱きついたまま眠りについた。