呑みに行こうぜ！「よく覚えてましたね。」
「チャンドラ、お前が奢れって言ったんだぞ？」
誕生日も近かったのもノイマンに奢ってくれ！と言った。冗談混じりで言ったしノイマンも冗談だとわかってたはずだ。
あれから数週間3人揃っての休暇がやっととれた。
「まぁ、行くのはいつもの居酒屋だがな。」
「結局いつものところなのかよ！」
「別にいいだろ？奢るの俺だ。」
ちょっとだけいいお店でもいいだろ。と思うが、金を出すのはノイマンだ。それに安くてうまい店の方がアーサーも気楽に頼めるだろう
「アーサーがビックリするようなメニュー注文でもするか？」
「お前が食える物にしろよ。」
「わかってるって！」
焼き鳥に唐揚げ、刺身は外せないな。
アーサーは枝豆を食べたことあるだろうか？時期的には早いがあの店ならあるだろう。

親友から連絡をもらって、急いで病院に駆けつけた。
ずっと探していた人物が見つかった。その人がこのドアの先にいる。私は目の前のドアを開けた。
ベッドの隣に親友が座っていたが、私はベッドに座っている人物しか目に入らなかった。

「い…生きてる…！」

今までどこ行ってたんですか！とかいきなり行方不明になるな！とか何してやがったんですか！とか、お前を探すために大牙は、スターレスで働き出したんだ！とか言いたいことは、たくさんあったけど、ネコメ先輩の顔を見たら、そんなセリフ達はふっとんだ。
やっと会えた嬉しさ、と無事…ではないが（鯨の骨の下敷きになったらしい）、生きてて良かったという思いの方が強くて、泣きながら、ベッドに座っている彼に抱きついた。