メガネハッカーズ会話文「僕はエロゲーを楽しむ才能がないのかもしれません……」
ゲームセンターの奥にあるメガネハッカーズのアジトにて。リーダー格である目金欠流はパソコンの前で項垂れ、絶望した表情で馬鹿げた悩みを呟いた。その悩みをしっかりと耳にした漫画萌は、愉快な出来事の前触れに口元に弧を描く。
「愉快な独り言だね。詳しく聞かせてくれないかい?」
「漫画君、いえ萌先生。僕の悩みを聞いてくれますか?」
「ああ、勿論。君が馬鹿げた理由で悩んでいる時ほど面白いものはないからね」
ウキウキとした様子を隠す事なく答える萌に対し「馬鹿げたとは失礼な、こっちは真剣なんですよ」と不満げに口元を尖らせる目金。だがその表情はすぐ深刻なものに変わり萌へ問いを投げる。
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