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    黄瀬流香

    画伯の楽しい木像建築



    3/8おめでとう🎉
    ちょっと手間取ったな、すまない

    みつけてくれてありがとう

    3/8以降も非公開にはしません。むしろ増やしたい

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    黄瀬流香

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    ラブストーリは突然にって曲すごい良い曲だよね。

    アスカガ無人島ハネムーンです。
    3/8出会ってくれてありがとう

    末永く幾久しくキャンプに行くぞと一言、言われるがままやってきたのはいつかの無人島。


    「懐かしいな、見てみろよ。ここ」

    上陸するやいなや勝手知ったるように見覚えのある場所に向かったのは、後任に代表の座を託し以前より自由になった、カガリ。

    「ああ、君が何故か落ちていた水たまりだな」

    そばで懐かしそうに笑うのはアスラン。
    今回カガリに唯一同行して島に上陸した。

    「ジャスティス持ってくれば良かったな」
    晴れた空を見上げて、敵である自分に雨避けをくれた優しい少年を思い出す


    「パラソルみたいに言うな。あの時みたいにスコールが降るとは限らないだろ」

    いわんとしてることはわかるが、そもそもあの時の彼女は自らスコールを浴びに行ったではないか。


    「それにしても、ここがよくわかったな」

    何年も前に1日だけいた場所をアスランは正確な位置まで覚えていなかった。

    「たまたま見つけたんだよ。大丈夫だ。ちゃんと購入したから」

    「買ったって、アスハの名前じゃ…」

    「アレクサンドラ・ディノが買った」
    「それは誰だ」
    「アレックス・ディノに惚れた冒険家だ」
    「ほんとは?」
    「……少しぐらい秘密があったほうが魅力的だろ?」

    「……」

    真実を知ったところでなにか利になるものでもなさそうな上、面倒事に巻き込まれてはたまらないのでアスランは話題を変える。

    「それにしてもキャンプに行くだけなのにズゴックを足につかうなんてな。まあ君の私財で作らせたから自家用車みたいなものなのか?」

    「まあ、ハネムーンだしな、景気よく」
    「景気…でもせっかくのハネムーンなのにカガリはこれでいいのか?」

    「ああ、これがよかったんだ。どうせ、公的な写真をとるためにかしこまった場所に行くんだから」

    「そうだな、俺もここにこれて嬉しいよ」

    カガリにしか見せないとろけるような笑顔でアスランはふとおもいだした。




    洞窟に行き、あの日とおなじように薪をあつめ暖をとる、あのときと違うのはカガリが濡れてないことだ

    「これ、頼まれていたザフト製レーションだ」

    ディアッカに頼んだそれを受けとるときに「お前らハネムーンに行くんじゃなかったのか」と言われたのは秘密だ。魅力的になっただろうか。

    「それにしても、いいのか?由緒正しいお姫様がハネムーンで野宿なんて」

    前回と違って下着に毛布一枚ではないにしろ、オーブのお姫様にたいしては心許ない

    「マーナが知ったら卒倒するかもしてないから言ってないぞ。」

    行き先をしってるのはトーヤとミリアリアとキサカぐらいだとからっと笑う彼女はオーブのお姫様であり元代表だからガチガチに護衛される身分なのだ。


    「アスランと一緒だから護衛いらないってキサカに頼み込んだ。せっかくの無人島に人がわらわらいたら無粋だろ?」

    カガリと出会った日のことを唯一知ってるらしいキサカはアスランに対し信頼をしてくれているようだった。
    あのとき一緒にいた敵がアスラン以外だったらどうなっていたのか、考えるだけでもキサカは恐ろしかった。カガリには伝わらなかったが。

    「カガリ、今日は武器はもってきてないだろうな、切られたらたまらない」

    「もってきてない、おまえこそ、おーぷんぼるとの銃だっけ?もってないだろうな。またわたしが奪って暴発させたらどうするんだ」

    カガリが言い終わらないうちにふふっと二人で見合わせて吹き出す

    「なつかしいからってそこまで再現しないよ」
    「そうだな、あのときはあれが精一杯だったもんな」

    もう2度と会わないだろうからと、誰にも言ったことない気持ちを吐露したのに、まさかその相手と結婚するとは思わなかった。

    「おまえはあのときから優しかったな。わたしは敵だったんだぞ、食べ物くれたり毛布くれたり挙げ句銃からもまもってくれるし」

    「戦いたくなかったんだよ、軍人じゃないなら余計に。銃もほんとは奪ってほしくなかった…あのまま夜が明けてほしかったんだ」


    「ごめんな」

    「でも思い出になったからいいよ」

    そう微笑みながらアスランは横になる

    まるであのときのように

    「お前寝ちゃうのかよ!!」

    「今日、早かっただろ。島も色々回ったし」

    「そうだけどさ」

    「君はちゃんと寝袋して、暖かくして寝るんだよ」

    「アスランも使え!!!は?もう寝た??」

    あの日見たまんまの寝顔がそこにあった。

    「そういや、初対面からこいつは無防備に寝てたよな」

    頬をツンツンとつつき、おやすみといそいそ寝袋に入りカガリも寝た。





    「おはよう」

    日が昇り、カガリが目覚めると横になりながらこちらを見るアスランがいた。

    「さあ、かえるか」

    自分の島だからいつでもくることができる。


    荷物をまとめて外に出るとカガリは「これを忘れてた」と走り出した、アスランは一瞬なんのことかと思ったが、いまだに自分の中にあるキラキラした記憶を思い出した。





    「わたしの名前はカガリ・ユラ・アスハだ。おまえは?」



    「アスラン・ザラ……アスハだ」


    まだ言い慣れない名前にカガリはふふ、と笑い、アスランは一瞬拗ねた顔をする。

    「これからもよろしくな」

    「ああ、こちらこそ末永く」
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