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    Lioisse

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    Lioisse

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    過去ツイ(今は過去…ポスト…になるのかな?)から勝手に想像して短編を書いてみた①
    レオン、イッセイ、じんたろうがいる

    中の人がレオイセ推しの為、雰囲気はあるかもしれないけど、特に描写はありませんっ

    解釈違いとか…口調がちょっととか、あるかもしれませんが、温かい目で見て頂けると…

    #ビバレン
    bevalen
    #クランヴ
    #XlamV

    🤍「………」

    仕事帰りの帰り道。
    1匹の黒猫と目が合った。
    欧米では不吉なイメージも強い黒猫だが、日本では幸運を運ぶと大切にされていた時代もあるそうだ。
    まあ、猫1匹に運が左右されるなんて、馬鹿馬鹿しいと思うがな。

    にゃー🐈‍⬛

    逃げる気配のない黒猫に近づこうとしたところで、たっ…と駆け出し、黒猫は細い道へ姿を消してしまった。

    ‎🤍「……」
    💙「逃げられてしもたみたいやな」

    くすくすと楽しそうな笑い声が聞こえてきて後ろを振り返る。

    ‎🤍「…イッセイ」
    💙「同じ猫科同士とはいえ、やっぱり虎は怖いんやろか。ついこの間まではひよこちゃんやったんやし、怖がることないのになぁ」
    ‎🤍「うるせえ」

    ふんっ、と顔を逸らし止めていた足を再び動かす。
    そもそも、逃げられたからといって別に気にしている訳でもない。
    ただたまたま、帰り道に黒猫が横切っただけだ。

    💙「なぁなぁ知っとる?」

    当然のように隣に並ぶイッセイに、何の話だ、と目を合わせることも無く続きを促す。
    どうせ何を言ってもこいつの口が閉じられることは無いのだから、大人しく聞いておけばいい。

    💙「黒猫って不吉なイメージが多いけど、日本ではラッキーキャットやー、いうて大切にされてたみたいやで?」
    ‎🤍「……」

    つい先程、同じことを考えていたな、なんてぼんやり思いながら、否定も肯定もすることは無く足を進める。

    💙「もしかしたら、何かええことあるかもしれん」
    ‎🤍「くだらねえ」
    💙「あ、せやけど、俺に会えたんやから、これってもうラッキーなんやない?良かったやん」
    ‎🤍「………」

    えー?なんや、否定せんの?なんて相変わらず話しかけてくるイッセイに、それ以上答えてやるつもりもない。
    それを察したのか、やれやれ、と言ったふうに肩をすくめると、何かを思いついたように、ぁ、と声を上げる。

    💙「せや、さっきの黒猫、クラリスに教えたったらええんとちゃう?」
    ‎🤍「そんな大したことでもねえだろ」
    💙「みんなそんなもんやんか。じんたろうくんなんて、寝るぞーって呟いとったんやから」
    ‎🤍「………」

    面倒だと思うものの、SNSの更新は大事だと、他のメンバーにもよく言われている。
    伝えられる話があるときに投稿しておくべきなのかもしれない。

    💙「それに、レオンの投稿なんていっつも短いし、大した内容ないやんか」
    ‎🤍「うるせえ…」




    💚「あ!俺様にもどこにいたか教えろよ!」
    ‎🤍「あ?」

    相変わらずの声量に眉を顰めつつ、何の話だ、とじんたろうを見る。

    💚「黒猫だよ!さっき投稿してたじゃねぇか!俺もさわりてぇから教えろよ!」
    ‎🤍「ビビらせそうだから教えねえって言っただろうが」
    💙「確かに、じんたろうくんのその声量やと、猫が驚いて逃げてしまうかもしれへんな」
    💚「……!!」

    むぐっ、と勢いよく口を手のひらで抑え、これでどうだ、とでも言わんばかりにこちらを見てきているが、どうせもって数秒だ。

    💙「俺も場所知っとるけど、レオンが教えたない言うんやったら教えてあげられへんしな」
    💚「俺だけ仲間はずれかよ!!」
    ‎🤍「そんなに猫に触りてえなら、野良じゃなくてもそういう施設に行けばいいだろうが」
    💚「分かってねぇな。野良なのが良いんじゃねぇか!なんかかっけぇじゃん!!( -`ω-)✧」
    💙「ははっ、じんたろうくんの価値観はよう分からへんけど、そんなら自分で探して見つけた方がええんちゃう?」
    💚「(; ・`д・´)ハッ…確かにそれもそうだな。一理あるぜ!」

    なら今からでも!と嵐のように走り去ったじんたろうに、思わず眉間のシワが深くなってしまうのはしょうがないだろう。
    だがやっとあのうるせぇのから解放された。

    💙「じんたろうくん、猫見つけられるとええな」
    ‎🤍「ふんっ、どうだろうな」
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    Maue_3

    DONE表に上げたイッセイおたおめSSの画像じゃないverです
    青い光に包まれてその日はイッセイの誕生日で、同時にツアーの中日であった。
    候補生としてオーディションに参加してから、デビューしてからの現在まで、互いの誕生日はそれなりに盛大に祝い続けてきた。それまで誕生日のことを特に気にもしてこなかったイッセイが、少しは気にするようになったのもVS AMBIVALENZあってのことだろう。とはいえ、イッセイが誕生日に対して人よりも冷めているのは今も同じだった。
    これまでの感じやと、次のMCでサプライズケーキが出てくるんやろな。と、ドキドキもワクワクもせずに彼は考えていた。彼の頭では貰った時のリアクションやコメントに何を言うかがぐるぐる巡っており、そこには少しも楽しいだとか嬉しいだとかを考える余地はない。バクステでタイヨウとクックのデュエット曲を眺めながら水を飲む。そういえば、初めてライブで誕生日ケーキが出たんは、タイヨウやったっけ。あの時は泣いてコメントを貰うまでに少し時間がかかってたなぁ。なんて、随分と前のことを思い出してくすりと笑った。自分には到底できないことだ。可愛らしい、と思うと同時に、どこか羨ましかった。誕生日を素直に喜べて、サプライズに感極まる彼が、なんだか、羨ましい気がした。
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