__村が魔物襲撃によって壊滅した件に関する会話録〜とある兵士の酒場での会話〜
今回の任務は兎に角酷かった、え?牛車の護衛なんて毎回酷いもんだろう?そりゃあな笑
でも今回はそれだけじゃあ無かったんだよ……
3日前の朝、メルヴェから戻る途中女の子が息を切らして走ってきてさ…随分とみすぼらしい格好だったな。どうも只事じゃない様子だったもんだから話を聞いたら、住んでる村が魔物の集団に襲われたって言うじゃないか。しかも逃げる時に父親を起こそうとしたが酔っ払ってて起きないからやむを得ず置いてきたんだと……もう嫌な予感しかしなかったよ。
村の場所を聞き出してとりあえず俺ともう1人で村の様子を見に行った。他の奴らに牛車の護衛と魔物襲撃の件の報告を任せてな。女の子は牛車に乗せたよ、放って行く訳にも行かないだろ。
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