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    Hibiki4110

    @Hibiki4110

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    Hibiki4110

    DONE年越しイベントの為の快新話短編集、第四弾は新年時代劇(捕物帖)快新です。
    相変わらずの日常風景。新一とコナンがばっちり共存しています。
    因みにコナンは年相応の少し賢いだけの男の子です。
    他作品とは雰囲気も大分違うので、楽しんでいただけたら嬉しいです。
    尚、この世界大江戸は本来の江戸とは少し違う新化を遂げた場所ということで(笑)。
    追伸 物語を本格始動するにあたり、名称等一部変更しました。
    時代劇(捕物貼)快新 新年『新年、明けましておめでとうございます!』


    時は今から遡ること三百年程前のこと、大江戸と呼ばれるこの場所にも、幾度目かの新しい年が巡ってきました。
    ここ、船宿白泉楼(びゃくせんろう)には顔馴染みの人々が集まり挨拶を交わすと、皆で持ち寄った馳走が振る舞われ、新しい年の訪れに顔を綻ばせています。
    料理が自慢のこの店は、最近では評判もよく予約なしでは入れないという人気店なのですが、暮れから新年にかけては雇人達の多くが田舎に帰り、今日は店を開けてはいません。
    所謂仲間内の宴席なのです。
    それでも何だかんだと人は集まり、四つ葉座の座頭である寺井を始め、手妻使いの快斗達座員、貸本屋と探し屋を営む新一とその新一の家に居候中のコナン。
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    Hibiki4110

    DOODLE年越しイベントの為の快新話短編集、第三弾は陰陽師快新。
    時は平安、陰陽師である新一とその相棒にして式神である快斗のお話。
    過去ピクシブにて公開した話の番外編ですが、これ単独でも読めます。
    超有名な話の雰囲気エッセンスを振りかけてみたのですが、成功しているかは微妙。
    言い方等時代考証が守られていない所が多々ありますが、そこはさらりと流していただくようお願いします。
    陰陽師快新 大祓いの夜「こんなところで油売ってていいのかよ。今夜は大祓いの儀式、お前の笛の出番じゃねーか」
     咎めているというより、呆れているといった調子で新一が問う。
    「笛を吹くのは良いんだけど、窮屈な上に、やれよい姫がどこそこにいるだの、一度屋敷を尋ねてこないかだのと、うるさくて面倒なんだよな」
     気が乗らない、という気持ちを前面に押し出した快斗がそう答えた。

     年末。
     各屋敷では新たな年を迎えるべく準備に忙しい季節である。
     新年を迎えるにあたり、今年の穢れを持ち越さんと皆煤を払い磨き上げ飾りつけ、またここぞとばかりに着物を新調してみたり、溜まったつけを払ったりと忙しない。
     だが一応掃除だけは終えたらしいこの屋敷といえば、何とも静かなもので、門の付近にそっと置かれたお飾りを除けばほとんどいつもと変わらない様子である。
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    Hibiki4110

    DOODLE年越しイベントの為の快新話短編集、第一弾は怪盗と小学生探偵を終えた後の、少し大人になった二人のその後。想い繋がり恋人同士の二人です。
    Magician快斗と探偵新一のある日の日常編です、血なまぐさい事件は起こりません。
    大人快新 密着! 黒羽快斗の美味しい生活 うるさい程ではないものの、人のざわめきと気配を感じ、工藤 新一は目を覚ました。
    狭いとは決して言えない工藤邸の階下から聞こえるそれらを受け、珍しく今朝は早くから来客らしいと判断。探偵業を営む新一の元にはそれこそ急を要する客が訪れることもあるのだが、今回はどうやらそのての客でもないようだ。
     一人では広すぎるベッドから起き上がり、恋人という名の同居人黒羽 快斗の定位置である隣を見れば既に居ない。その場所を手で撫でてみればすっかり冷えていて、だいぶ前から起きだしていたのだろうと分かる。
     うーんと腕を伸ばし体をほぐしてから、新一は取りあえず着替えるかとまだ未練の残る優しく暖かな場所を後にした。

     すっかりマジシャンとして名の売れた快斗は、今では一年の半分以上を海外で過ごしている。最初の拠点となったアメリカの古い町並みが残る小さな町を始め、今ではベガスやパリからもお呼びがかかる人気者だ。
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