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    pabuneko__

    @pabuneko__

    ヒス晶♀小説を書きます

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    ※カプ要素ぽく見える箇所があるかもしれません
    ※ブラッドリーが故人(ごめん)

    PSYCHO-PASSパロ 東+α・ファウスト
    刑事課一係監視官。状況判断力が高く、冷静な判断が下せるため優秀。新卒の頃は元監視官フィガロ(=現総合分析室所長)の元で働いていたが、色相を曇らせるような行動を取る彼に反発し、離別。現在は和解し、事件の分析などを手伝ってもらっている。監視官は6年目。昔は色相が濁りやすかったが、ネロと組むようになってから彼がエリミネーターを打つので、殆どパラライザーのみの使用になり、色相が安定傾向にある。事件解決後、ネロと部屋で酒を交わす瞬間だけ心から安心出来る。

    ・ネロ
    刑事課一係執行官。執行官は10年目。かつてブラッドリー監視官の元で動いていたが、彼が重大事件の捜査中に犯罪係数が300オーバーになり、自身の手でエリミネーターを発動せざるを得なくなったことがある。それ以降、自分と組む監視官にはパラライザーの使用のみを強いる。ファウストの色相が不安定にならないよう率先して動く傾向あり。人の命を数値のみで決めるシビュラシステムはあまり好きではないが、合理的であるとも思っているため複雑な感情を抱く。

    ・ヒース
    刑事課二係監視官。2年目。色相が濁りにくく、初めてエリミネーターを作動させた時も少しも曇らず、自分には人の心がないのではないかと不安になる。しかし先輩であるファウストに「命を平等に見れているからこそ色相が安定しているんだよ」と言われてから気が楽になった。しかし、そこから色相の安定が自己のアイデンティティと誤認するようになり、色相の変化に神経質になってしまった。専属執行官であるシノは自分の命令を無視してまで現場に突撃してしまう事が多く、彼の犯罪係数増加を心配している。シノにお守りを携帯させているが、万が一に備えその中にはGPSを仕込んでいる。

    ・シノ
    刑事課二係執行官。1年目。幼少期のサイコパス診断で潜在犯とされ、以来隔離施設で育つ。自分をこんな目に合わせたシビュラシステムの真相を探るべく、執行官に立候補した。監視官のヒースとは当初馬が合わなかったが、事件を解決するにつれて関係は良好になる。彼が色相悪化を恐れていることを1番側で見ているので、なるべく彼の負担にならないよう先回りする癖がある。とある事件の犯人を捕まえた際に「色相を一生安定させる薬がある」という情報をたまたま聞いてしまい、ヒースに無断で探しに出てしまう。すぐに公安側から執行官権利剥奪と即時排除の命がくだり、追われる身となる。

    ・ミスラ
    免罪体質者。各地で起こる殺人事件(被害者全員が頭部のみが破壊されている)の容疑者。その正体はミスラのホロを纏ったノーヴァ。今は亡き友人の子ども2人を養うために自分の個人情報をノーヴァに売った。現在は海外逃亡中。シュビラシステムが海外導入される際、事情を知ったフィガロが公安上層部と取引をして、その子どもたちを安全な環境に住まわすことを条件に執行官にスカウトする。

    ・フィガロ
    元監視官、現総合分析室室長。かつて捜査の最中、後輩だったファウストを庇うため無茶をし、自身の犯罪係数を118まで上げてしまったことがある(ファウストはこの事を知らない)。その後公的なメンタルケア無しに自力で犯罪係数を低下させたことで、シビュラシステムが彼を要注意人物として自身に取り込もうとする。シビュラシステムの真相を知り、その一部とならないかと提案を受けたフィガロは「あと4年だけ待ってくれ。そのあとは好きにしろ」と条件付きで承諾した。ファウストが監視官を10年無事に勤め上げ厚生省の官僚になるのを見届けるため、総合分析室室長に異動して彼の捜査を裏から支える。


    2024/07/11 加筆↓
    メインは刑事課一係の2人なんだけど、スピンオフで刑事課二係のヒースとシノが打ち解け合うまでの話の一つに友情出演で真木晶ちゃんが欲しい。ヒス晶ちゃん風味ですが以下内容。がばがば設定

    ある地区で立て続けにスキャナーがバグを起こす事故が発生する。どうやら人為的なものらしいとわかり、刑事課二係監視官ヒースと執行官シノが派遣される。捜査中、近くに美味しいコーヒーとパイを出す喫茶店を見つけて、以降通うようになる。
    そこの店員である真木晶という女性は、彼らが公安の人間だとわかると、捜査に協力させてほしいと願い出る。最初はヒース達は断るものの、喫茶店の常連客の噂話がどうやら本物らしいとわかって以来、彼女に協力してもらう。捜査以外でも世間話などもするようになり、仲良しになるヒースと晶ちゃん。(シノは横でパイに夢中。晶のことは気に入っている)そうして犯人らしき人物を捕まえるものの「俺はやっていない、他のやつに操られただけだ」の一点張り。捜査は難航するも、フィガロが持ってきた捜査資料及び犯人の分析結果からある事実が発覚する。
    ある夜、喫茶店にヒースがやってきた。
    「あれ、1人ですか。珍しいですね」 
    「えぇ、今日はそういう気分だったんです。…コーヒーをお願いできますか?」
    「わかりました、少しお待ちください」
    お湯を沸かす音と小さなジャズだけが店内に流れる。他の客はいない。カウンターに座ったヒースは特に何も喋らずに座っている。
    「はい、お待たせしました」
    「ありがとうございます」
    沈黙
    「あれ、飲まないんですか?」
    「晶さん、このコーヒーには入れてないんですか?」
    「え、何を…」
    「薬です。先日逮捕した人物の体内には、人の記憶を改竄する薬と、ここのコーヒー豆の成分が検出されました」
    「そんな、その人がこの店のコーヒーを飲んだとは限らないんじゃ…」
    「晶さん言ってましたよね。この店のコーヒーは人工食ではなく、自然栽培の豆を使っているって。そんな店はもうこの辺りではここしかない」
    「っ…」
    「認めてください。スキャナー破損の犯人はあなたです」
    ヒースは背後からドミネーターを取り出すと、晶に向ける。犯罪係数は321。エリミネーターが作動する。
    「自分の色相が世間にバレるのを恐れたからですか。だから他人を巻き込んでこんなことを…」
    「あなたには、見つかりたくなかったなぁ…」
    晶は諦めたように笑う。涙が一筋伝った。
    「私を色相なんかで判断してほしくなかった。犯罪係数なんかで恐れて欲しくなかった。私自身を見て欲しかった。それだけなのに」
    「俺はあなた自身を見ていた。でも、この社会ではそれだけじゃ許されない。何はともあれあなたは他人を巻き込んで犯罪を犯したんです」
    ドミネーターのトリガーに指をかける。スキャナー越しの彼女はヒースに笑いかけた。
    「またいつか会えたら、私と友達になってくれますか」
    「…えぇ。もちろん」
    引き金を引いてエリミネーターを発動させた。彼女だったものが真っ赤な血飛沫に代わってバーカウンターに飛び散る。ヒースは自身の頬についた返り血を拭うと、喫茶店を出た。

    外は雨が降っていて、シノが傘をさして待っていた。
    「本当にお前がやってよかったのか。監視官だろ」
    「俺が終わらせたかったんだ」
    シノは携帯端末でヒースの色相を確認する。
    「大丈夫、お前は綺麗だよ」
    「そうか。ありがとう」
    ヒースは力無く笑うと、シノの傘に入れてもらって、公安局に帰っていった。
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