「ごきげんよう」の裏設定ヒメコちゃんは挨拶「ごきげんよう」系の学校出身設定。ことあるごとに「ごきげんよう」って言ってたから言われたら脊髄反射で返せる。機嫌悪かったり面倒くさい時は地を這う「ごきげんよう」が聞けるよ。上官相手にはやらないけど。
ハインラインさんはコノエさんと一緒になってから、ほんと割としばしばコノエさんが言うから慣れた。マジでなんの感慨もなく発言してる。
コノエさんもハインラインさんも、(時間考えなくて楽だな)とは思ってる。
多分「ごきげんよう」系の学校で先生してたんだろうなとは思ってる。が、確定ではないし、本人も語りはしないから一生わからない。コノエさんが「ごきげんよう」って出るのは、時間が微妙な時とかどう話しかければいいか曖昧な時。だから、大佐勢揃いの時に挨拶でこれが出たのは、色々状況が微妙だったせいもある。ただ、普通に「お疲れ様です」って言えばいいところを、気を抜いてしまったから「ごきげんよう」って出てしまったので、ちょっと困ってる。
ムウさんがカッコつけてるのは、「なんかごきげんようってむず痒くない?お嬢様って感じで」っていうのがあるから、お嬢様が使う挨拶なら自分は王子様とかになった方がいいんじゃない?って発想から。
マリューさんが困惑してるのもムウさんと一緒。で、それにどう返すべきか悩んでたらムウさんがカッコつけて同じ言葉で返すから、自分も乗っておくか、ってなった。
ザフト女子は誰も「ごきげんよう」系の出身はいない。だから、ちょっと楽しくなって悪ふざけしてる。
俺は、ザフトで「ごきげんよう」系出身してて欲しいの一人いて、タリアさんなんですよ。で、ミネルバで一回「ごきげんよう」ってあの落ち着いた感じで言って、「失礼」ってやってほしくて。本当にミネルバ乗ってる間に一回、二回あったかくらいだけど。
だからアーサーはあの日返せなかった「ごきげんよう」を恐る恐る返してる。口にしてみたら大した事ないなとも思ってる。
でも他のミレニアム男組はやっぱりなんかちょっと恥ずかしいから、副官のアーサーが返さないんだったら返さなくてもいいよね?!って状況を窺っている。
アークエンジェル組はヒメコちゃんは前述した通りだけど、ほか三人は勿論縁もゆかりも無い。言う必要もないと思ってるし、「調子はどうだい?」くらいに捉えてるから、みんな「お疲れ様です」って返す。
こっから完全にコノノイ。
でもノイマンさんは、行くたびに「ごきげんよう」って言われるから、これが本当にただの挨拶だってわかりはしてる。「こんにちは」であり「さようなら」でありって言う。
でも人間って使い慣れてない言葉は出てきにくいので、中々言えない。それにやっぱりなんだか気恥ずかしい。やっぱりお嬢様っぽいってみんな思ってる。コノエさんが言うのは大人っぽくもあり色気もあり余裕もあり、みたいな良さを感じてるけど、自分が言うのはなんか違うだろうって中々言えないし言わない。
でも挨拶って伝播するので、段々と馴染んでくるんですよ。
で、それをコノエさんもわかってて、わざとずっと「ごきげんよう」って言う。この挨拶を常用してるのは自分だけだから。移れば悪い虫もつかないし、っていう独占欲があるので。
そしてまんまと罠にかかりました、っていうコノノイでした。