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    coco

    @cocotogame

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    coco

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    付き合いたての🐢と🤍の話
    ※捏造有。🤍はまだ🐢のことを苗字で呼んでます。

    #WBプラス
    #tgm

    出会い出会ったのは高2の春。人と居るのが苦手な俺は、休み時間は学校の屋上で過ごすことが多かった。少し日陰になっていて、他の人たちから離れている場所が定位置。その日の昼休みもいつも通りスマホと購買で買ったパンを持ってその場所に行くと、女子生徒が座っていた。俺の存在に気づいてこっちを向く。
    「…」「…」互いに無言で数秒見つめ合った。上履きを見た感じ1年生。小柄で小動物みたいだ。顔は片手で掴めそうな程小さくて、大きい目を長いまつ毛が縁取ってる。
    あっ…ヤバい。可愛いかも…。心臓がドキドキするのが分かった。
    「あの…何ですか?」怪訝そうな表情をしているけど、それも可愛い。
    「あ…可愛いなってぇ…」思ったことがつい、口から出てしまった。大きな目が見開かれ、少し顔を赤くした彼女は「っ!…意味分かんない」そう言って立ち上がって足早に去る後姿は、やっぱり小さくて、とても可愛いと思った。

    次の日、同じ様な時間に行くと彼女は居なかった。少しがっかりしながらスマホをいじっていると、暫くして人の気配がした。「あれぇ?」目が合うとスッと逸らされたけど、彼女は昨日と同じ少し離れた位置に座って手作りっぽいお弁当を食べ始めた。「それぇ、自分で作ったのぉ?」彼女の小さな頭が縦に揺れた。「へぇー、君、料理上手なんだねぇ…」「ねぇ、名前なんていうのぉ?」「🤍ちゃんかぁ。俺は十亀条。よろしくねぇ」少しだけど喋ってくれたことがすごい嬉しかった。彼女が去った後、妙な高揚感と胸がドキドキしてるのが分かった。あ、やっぱりこれ恋だ。
    次の日もその次の日も次の週も定位置には🤍が居て一言二言話す日々が続いた。最初は少し遠かった距離が今では膝がくっつきそうなくらいの距離に🤍が居る。
    「🤍ちゃんさぁ、俺のこと好きだよねぇ」顔を赤くして自分を見上げる🤍。この表情は多分図星。「だってぇ、嫌だったらもうここ来ないでしょ?それに、こんな近くに来ないと思うしぃ…」「俺は一目惚れだったよぉ?ねぇ、彼女になってよ。」大きな目をパチパチ瞬きする姿に少し笑いそうになる。「嫌じゃないでしょ?退屈しないと思うけどぉ」頬を赤らめて小さく頷く🤍をとても愛おしく感じた。
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