蜂蜜酒アラミス
「グロスタ……」
蜂蜜酒に濡れた唇で囁く
アラミス
「……もっと、近くにおいで」
白い肌が酔いで仄かに赤らんでいる
グロスタ
「少し飲み過ぎですよ」
アラミス
「ふふっ、久方振りの再会だ。たまには良いだろう?」
グロスタ
「……そうですね。貴方が心地良く飲まれているのでしたら。ですが、お加減を悪くしないよう、程々に」
アラミス
「ん、心得た」
アラミスは上機嫌な笑顔
グロスタ
「……俺も、お会いしたかった……」
グロスタはアラミスの手を取り、甲にくちづける
グロスタ
「おかえりなさいませ、我が君……」
アラミスはグロスタの髪を撫でて答える
「ただいま、グロスタ」
アラミスは蜂蜜酒を一口飲む
アラミス「甘い酒だ……」
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