君は誰のもの「それでは、今年も一年お疲れ様でした〜！」

カチンッとグラスのぶつかり合う音が響く。朝晩とめっきり冷え込む12月末。夢野幻太郎は出版社の少数の人間で行われる忘年会に参加していた。
編集長と数人の作家と担当。顔を見た事ある顔もいれば、今日が初めましての顔もいる。
参加する気は無かったのだが、今年は編集長の押しに負けて断れなかった。
担当である野田さんからは「お疲れ様です」と苦笑いをされた。
編集長や他の作家達との挨拶も程々に、隅の方でひっそりと酒を飲む。

「夢野先生お疲れ様です〜！」

と、急に声を掛けられて幻太郎はビクッと肩を揺らす。
話しかけて来たのは作家の世界では名前を知らない物は居ないと言われる大物作家だった。そういえば、担当が「今年は珍しく参加されるんです」と言っていた気がする。

入冬今年的冬天來得很晚，原因不外乎就是些氣候問題。我本該不去在意的，但有件事我總是無法忍受。

是關於冬彌的事。

「彰人。」

「嗯？喔。」

簡單的回應與我剛匯合的冬彌，便把前些時間買的咖啡遞到冬彌手上，咖啡還是熱的，幸好沒涼。他用冰冷的手接過咖啡，可我還不滿足，我把已沾上我體溫的手套熟練的套上了冬彌那隻白皙完美的手上。

他說了謝謝，接著回了我一個完美的笑容。我總感覺今年的冬天很熱。

接著得到杏和心羽那邊匯合了，正準備側身前進，沒反應過來冬彌已經抓上我的手了。

「彰人的手很溫暖……可以稍微牽一下嗎？」
這個人絕對不知道自己在做什麼。

我一路上都覺得燥熱，這就是我無法忍受冬天的原因。
冬天的冬彌會無意識靠近我、握上我的手、戴著我的手套和圍巾對我笑、在開著暖氣的我的房間睡著、接吻時用他冰冷的口腔向我的溫度索取更多。