「あめむ先輩っ!お疲れさまです!」
「あ、ハルキ君。お疲れ様。」
「仕事どんな感じですか?今からよかったら飯行きません?」
「あ、了解...」
(その時、怪獣研究センターの研究員の一人が来て、あめむに話をした。)
「ごめん、ちょっと呼び出し食らっちゃった。明日でも大丈夫?」
「え、ああ、はい...。なんかすみません!」
「謝らなくていいよ。私こそごめん。...あ、今行きます!」
(数時間後)
「くそ...あれからぶっ続けで資料まとめることになってしかもミーティングまで入るとは...。 ハルキ君との約束も守れなかったし...。」
「あーーー!あめむ先輩!いたいたーー!!」
「え!?は、ハルキ君!?」
(笑顔で駆け寄ってくる。手には缶コーヒーを二つ持っていた。)
「遅くまでお疲れ様です!あめむ先輩!これ、差し入れです!」
「こんな遅くまで待っててくれたの?な、なんで?」
「えへへ...。俺のほうも遅くなっちゃって!ユカさんに先輩のこと聞いたら、もうすぐ終わるかもって聞いたんで、待ってました!」
「ユ、ユカちゃん...。なるほど。」
「コーヒー買ってきたんでどうぞ。あったかいっすよ!」
「ホントだ。あったかいものって安心するよね。ありがとう。」
「...あめむ先輩。」
「ど、どうしたの?」
(ハルキはあめむの手を包み込むように握る。)
「俺だってあったかいっす、よ?」
「ふふ。そうだね、ありがとう。」
「あめむ先輩手ぇ冷たいっすね...!冷え性なんですか?」
「いや、そんなことはないと思う...ただ冷えただけかも。」
「先輩、俺、ちょっと寂しかったです。」
「...もしかしてお昼のこと気にしてる?」
「...ちょっと、そうかもです。」
「なら、今から大丈夫?」
「え、いいんですか!?」
「うん。ハルキ君のお勧めのお店、教えて。」
「押忍!行きましょう、あめむ先輩!」
(手を繋いで二人は走り出す。)