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    testudosum

    @testudosum

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    DOODLE後に(たぶん)アズイドになる世界線の双子会話文。現状成立してるのはアズフロだけです。ジェイドの様子が終始おかしい。「アズールに殺されてフロイドに食べられたいです」
    「いらね~」
    「おやそんなこと言わずに。僕大きいんでたくさん食べられますよ」
    「そういうことじゃないんだよ。終わってる倫理観と死生観に同時に巻き込もうとするなって言ってんの」
    「失礼な。僕はただ幸せな人生設計のお話をしただけなのに」
    「そこから何が始まるんだよ。人生終わるとこから始まる人生設計ってなんだよ」
    「だってそこが一番大事なんです。そこ以外は極端な話どうでもいいので」
    「設計じゃねーじゃん。何も設計できてねーじゃん」
    「人生何があろうとも最期にはアズールに殺されてフロイドに食べられたい」
    「人生のこと一本道のRPGだと思ってる?」
    「多少……」
    「思ってるのかよ。そして多少なのかよ」
    「一割くらいフロイドとアズールの幸せ結婚生活を応援するシミュレーションRPGだと思ってます」
    「残りは?」
    「理想のフロイドとアズールを作る育成ゲームです」
    「ねえー! そういう性癖はせめて自分の胸の中にしまっててくんないー!?」
    「そんなに寂しいことを言わないでフロイド。僕たちなんでも言い合える兄弟じゃないですか」
    「その兄弟に自分の屍肉食わせよ 2693

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    MAIKINGジャミカリ。だいぶ前にツイートしたカリム褒め褒めジャミルの話です。例によって書きかけなのでこちらに。気が向いたら完成させます。「おはようカリム。起きてるか?」
    「ん、ん~……おはよ、ジャミル」
    「ああ、涎が垂れている。幼い子どもみたいでかわいいが、早く顔を洗った方がいい」
    「わかった……ん?」

    「カリム、聞いたぞ。魔法史の小テスト、満点だったらしいじゃないか。よく頑張ったな、流石カリムだ」
    「ありがとう! ジャミルがヤマを教えてくれたおかげだな! ……あれ?」

    「ほら、今日の弁当だ」
    「やったー! ありがとうジャミル! 今日も美味そうだな!」
    「……ふふ」
    「ん? 何笑ってんだ?」
    「いや、食べ方というか、所作が綺麗だと思ってな。ずっと見ていられる」
    「そうか? こればっかりは実家の教育に感謝だな」
    「いや、それもあるだろうが、俺はカリムの努力だと思うぞ。教育の結果だろうが、身に付いたのはカリムが頑張ったからだろう」
    「お、おう……」

    「ジャミルがおかしい」
    「え今更?」
     体力育成の授業中、短距離走のタイムの測定が終わって、残りの生徒を待っている時間に、カリムは最近の悩み事を打ち明けた。相手は、合同授業で同時にタイムを測ったフロイドである。芝生の上に二人で座り込んで、周りに聞こえないようにこっそり話し 5031

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    MAIKINGテスト。マジで文字投稿できるの?マジで???スカラビア寮の夕餉はいつも賑やかだ。度重なる宴のおかげで他の寮生に比べて自炊に慣れている者が多く、わざわざ食堂に行くような生徒の方が少ないのだ。また今代の寮長は大人数でワイワイ喋りながら食事をすることを好む。特別な宴のない日であっても、彼は普段から談話室で食事を摂るので、話好きの者はよく彼の周りに集まって一緒に歓談するのが常だった。寮長はこの学園では本当に珍しい本物の「いい人」で、話すことも聞くことも上手い。相談事も親身になって聞いてくれるし、どんなことでもたくさん褒めてくれるから、寮生皆から慕われていた。皆は言い過ぎかもしれないが、少なくとも僕の知る限りでは彼を嫌っている人なんていなかった。一人を除いて。
     まあそれはいい。今日も今日とて夕方のスカラビア寮談話室は寮長と食事を共にしようとする寮生たちが彼の周りに輪を作っていた。かく言う僕もその一人である。今日は運よく寮長のすぐ隣を確保することに成功した。いつも頭の右側でターバンを結んでいる寮長の顔をよく見るには、このポジションが一番なのだ。この場所を巡って毎日熾烈な争いが行われていることを寮長は知らないだろう。
    「このさくらんぼ美味し 1052