「ほら....吸えよ.....」
そういい原田は、自分のシャツの釦をはずしそして肩まで脱がしかけ首筋付近を永倉に見せびらかすように明かす。部屋が灯りで照らされ一層原田の肌が、首筋が白く見える、永倉はその艶やかな姿にゴクリと喉を鳴らす。
「っ...左之...すまねぇ...」
恋人の体を傷つけたくない、という悲しい気持ちを堪えながら永倉はゆっくりと近づき四つん這いのような姿勢で原田に覆い被さる、そして片手を畳につきもう片腕を原田の肩に回して首筋に口を合わせ
「くっ......」
「!?んっ....あっ.........」
飢えた獣のように永倉は白い肌に噛みつく、原田は突然の鋭い痛みに思わず高い声を上げてしまう、そこから溢れた血を永倉は優しく触れるかのように吸い取っていく
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