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    pduce1012

    @pduce1012

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    pduce1012

    TRAININGキスブラ

    付き合ってます。
    ストロベリームーン 『今日の二十時、セントラルホテル四十階のレストランで。到着したらレセプションで俺の名前を伝えるように。』
     時計がもうすぐ十九時を回る頃、恋人から届いたのはたった二行のメッセージだった。半月ぶりのデートの誘いとは思えないほど素気ないそれは、もはや召喚命令に近い。仕事終わりにパブに向かっていたオレは、メッセージを読むなり方向転換してセントラルホテルに向かった。結局、暴君サマの命令に従ってしまうくらいには、オレもお前に会いたい。
     
     デートの誘いに浮き足立って直行したはよかったが、ホテルのロビーに到着した途端に自分の過ちに気が付いた。あ、ここ仕事着で来ていい場所じゃねぇわ。いくらエリオスの制服がタイ付きといっても、上品にドレスアップした紳士淑女に囲まれると流石に場違いだ。あの育ちが良い御坊ちゃまが選んだレストランだということを完璧に失念していた。しかし、腕時計はすでに八時少し前を示している。あぁ、またブラッドに小言を言われるのだろう。久々のデートの時間が減ってしまうよりは小言を言われた方がマシだと自分に言い聞かせて、オレはエレベーターに乗り込むと、四十階のボタンを押した。
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