ギャグ風味の徳若!ピピピピピッ!!!!
けたたましいアラーム音で叩き起こされたけど、まだあと5分~…と二度寝した自分は馬鹿だ。
大慌てで着替えをして、朝ご飯も食べないままに集合場所へと走って向かった。確実に遅刻!!遅刻してる事くらい知ってる!!けど!急ぐ姿勢は見せなきゃいけない!!
滑り込むように徳州の前に立った。
「若、今日は10分21秒19の遅刻です」
淡々と遅刻した時間を秒以下の単位まで告げられた。そんなに細かく言わなくてもよくない!?
怒ったように立つ徳州にまず頭を下げた。
「遅刻してごめんなさい!!明日は頑張るから!!」
「……はぁ、若」
「な、なに!?」
「昨日より3秒早かったので、進歩してますよ。安心してください」
帽子を触りながら、爽やかな笑顔を向けた徳州が輝いて見える。まるで、徳州が神様のように見える…!
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