はろー、でぃあ じくじくと、身体を駆ける熱が哮る。内を巡る流れが荒れ狂う。
欠片が組み合わさり、1つの己へとなっていく。再び熱が入り、欠片が溶け合い繋がっていく。
身体に衝撃が奔る。圧が掛かり、金属の中にある余分なものがはじけ飛ぶ。
己の中の存在が、次第に明確になっていく。生み出されていく感覚が、次第に俺の意識を作り上げていく。
何度も、何度も、何度も打たれる。
次第に俺の身体は1つの長い金属になった。長い長い金属だ。
時間をおかれ、俺の身体には薄い部分と厚い部分とが作られた。先は薄く鋭い部分と、反対側は無骨な形のまま。
再び俺の身体に熱が奔る。熱く、熱く、熱い身体。
先程とは打って変わって小さい圧が、小刻みにいれられる。俺の形が、また変わっていく。
1953