日々 ごく僅かな呼吸音だけが部屋に響いている。2ndステージで奪い、[[rb:3rd> ココ]]から共にすることになった曽倉の寝息だ。
俺は勝ち上がれたことに安堵しつつも、残り2戦が無事に終わるように祈りながら布団に潜っていた。この悩みの原因である士道は未だ風呂から戻って来ていない。
どこかで問題起こしてるんじゃないだろうな、と心配になり始めた頃に扉の開く音がした。悩みの種が帰ってきたことに安心し、ゆっくりと瞼を落とすが、そんな俺の眠りを妨げようとするようにスタスタと足音が近づいてきた。
「なんで[[rb:二段ベッド> そこ]]で寝てんの?」
「……は?」
二段ベッドの上段を曽倉が使い、下段に俺、普通のベッドは士道用に空いている状態の何が疑問なんだ。
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