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    nola_lupinus

    @nola_lupinus

    メギド72のバラソロのお絵描きをたまにまとめたり

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    nola_lupinus

    DONEモラソロというかモラ→ソロ
    数年後の身体はでっかくなったモラクスでよろしくお願いします、17歳くらいで

    多分身体がでっかくなったらそれなりに心も成長するはずなので、というのを前提にでっかモラクスの葛藤が書きたかったんですがしんみりしすぎているかもしれない
    でも身も心も成長してるけど前と同じ笑顔を向けてくるアニキに恋心を抱いてしまう味を噛みしめたくて…そんな感じです
    ***


     物覚えが悪いとか単純だとか色々言われて実際その通りだなって思ってはいるし、何年か経ったからって別に頭は良くなってないんだろうけど、俺はアニキの部屋のドアでだけはノックをする前に一呼吸するようになっていた。

    「アニキ、起きてるのか? 入っていい?」

     ノックを二回して声もかけたけれど、部屋の中から返事はしない。
    ドアの隙間から細い光が漏れてたから燭台はついているみたいだった。そういう時は火の消し忘れが怖いから入っていい、と言われていたのでもう一度アニキ、と呼びながらドアノブを回した。アニキの部屋の鍵は大抵かかっていない。
     案の定アニキは床に座り込み、ベッドに背を預けて眠っていた。絨毯の上には何枚もの地図やメモが散らばっていて、次の作戦や人員の配置について考えていた途中で眠ってしまったんだろう。
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    nola_lupinus

    PROGRESS「三度目までは待てないので3」の後にあたるソロモンが引っ越して同棲開始したあたりの話(の途中)です、先が(本番のため)長いんで先に引っ越し当日のイチャ喧嘩パートを小出し
    いやずっとイチャイチャしてるんだけど…
    三度目までは待てないので 番外冒頭 僅かにエアコンが送風する音だけが響く夜のリビング。
    ソロモンがこの部屋に引っ越すことになってから、たった二週間。慌ただしい引っ越し作業がようやく終わり、ソロモンはバラムから空き部屋を借りるという形で今日からここの正式な住人となった。
    「はぁ……やっとだいたい片付いたな……」
    そして、元々あった植物が減って見違えるように広くなったリビングをソファーから見渡していた。
     なんでも、ここを植物の世話という条件付きでバラムに格安で貸してくれている家主が、人間が増えるなら植物が窮屈だろうという理由で部屋にある植物を人に譲り渡すことを許可したのだという。あと、その発言から人間よりも自然が好きなんだろうなと推し量れる家主から、バラムがここの様々な雑用を押し付けられていることを知った。部屋に居たかと思ったらふらっといなくなったりしていたのも、どうやら管理業務の一部を請け負っていたかららしい。その時間の多くは屋上の植物の水やりだったみたいだけれど。
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