巻き戻しの世界で君と②デンジが入院してから数週間後、体調も回復し立って動き回れるほどになった。そして、デンジの希望もあって通院での治療に切り替え、デンジはアキの家へ帰宅することとなった。
「デンジ、ポチタ、そろそろ起きろ」
「んー」
「わん」
ポチタを抱きしめて寝ていたデンジが、眠そうに返事をする。ポチタは既に起きていたようだが、デンジが起きるのを待っていたようだ。
「起きたら熱測るぞ、頭痛かったり気持ち悪かったりしてないか?」
「んー大丈夫」
アキは起きたデンジへ体温計を渡した。
ピピっ
「ん。」
「よし、熱はないな」
毎朝体温を測りアキに報告する。これはアキがデンジにさせているルーティーンの1つだ。
「なーこれ毎日しなくてもよくね?おれ元気だし」
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