ノータイトル「スザク」
呼び止められ振り返ろうとしたスザクは、腰に腕を回され後ろから引き寄せられた。
「わ…ちょっと、何するんだよルルーシュ!」ルルーシュは腰に回された腕を振りほどこうとしたスザクを更に引き寄せて髪に頬を擦り寄せる。
「いくら君について行くことにしたからといって、こんなことまで許した覚えはないよ」
スザクは背後のルルーシュに鋭い視線を向けた
「こんないやらしい格好で俺を誘うお前が悪い」
ルルーシュはその美貌に不敵な笑みを浮かべ悪びれもせずに答えた。
「別に、誘ってなんていないよ…それにいやらしいってこのナイトオブラウンズの騎士服のこと?」
「そうだ。そんないやらしい服で俺の前をうろつくなんて誘っているとしか思えないな」
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