二人が初めてセッした時の話、作中にある玄関でした時の話。シリアスめ。
記憶を失い村から帰ってきた水木は墓で赤ん坊を拾った。はじめはは殺すつもりだった。しかしできなかった。そうするべきでないと思った。
なぜこの子を見ているとこんなにも胸が締め付けられるのか分からなかったが、その子と暮らすうち水木はだんだんと村での記憶を取り戻した。
出世欲は失せ、最低限の仕事をこなし赤ん坊のために足早に帰宅する日々。もちろん営業成績は落ち、給料も目に見えて減った。でも水木には、自分と赤ん坊の二人くらいならなんとか生きていけるだけの貯金はあった。以前のようにとはいかずとも、営業成績を立て直し生活を安定させようと奮闘していた。
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