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    kusari_to_yaiba

    デュエスえちえち

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    kusari_to_yaiba

    INFO暴力しかないですし、死にます。 ダメなんだ。やっぱり、満足なんてできなかった。また今日もこうして不甲斐ない思いでいる。デュースの目線はいつも遥か先にある。俺なんていないみたいな目をするようになった。気がするだけかもしれない。満足なんてできなかった。いつも一緒にいるだけじゃ。いつも俺より下だって見下すことだけじゃ。

     
     今目の前で拳を振りかざすデュースが、泣きながら嗚咽を漏らしている。落っこちてくる拳は重くて、痛覚をこれでもかってくらい刺激する。触れられた場所が熱くて、熱が止まらない。湿り気を帯びてきたそこは、なんだかよくない気がした。


     デュースの目線がほしくて、それはもう酷いことをした。思いつく限りのことだ。


     馬乗りになったデュースの股間は熱くて、男を象徴していた。俺で興奮している。所詮お前は、人を殴ることが大好きなヤンキーくんなんだよ。思わず可笑しくて口元が緩む。痛みでうまく笑えなくて、かなり不気味かもしれない。不細工な顔は見せたくなかったけど、背に腹は代えられないってやつだ。
     鼻腔からとろり、と血液が溢れる。どぷ、どぷ、と出てくる感覚はヤバさを孕んでいて少し呼吸が乱れた。おかしくなっちゃったの 1585

    kusari_to_yaiba

    INFO※特殊設定
    ※死ネタにしよ♪と思って描いていた小説なのですが、描いてる途中で希望も見えたので殺しはしなかったです。難しかったので途中で止まってるので供養。
    当たり前のように紡がれた日常。俺にとっては日常でも、お前にとっては違うのかもしれない。俺の日常が少し人と違って、お前が許せないことだったとしても…それでも俺は、俺の使命を全うするんだ。これは別に自分がそうしたいからではない。そうするほうが〝楽〟だから。

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    鏡のゲートを潜り抜けた後、俺たちは教室に向かう。なんなら教室に直接ゲートを繋げてくれればいいのに、生徒たちの怠慢を許してはくれないようだ。あと3日すればホリデーに入るので、気を張らなくては。僕は自慢の制服の襟を正して気合を入れた。その瞬間肩に衝撃が走る。思い切り掌で叩かれたようだ。こんなことをするのはヤツしかいない。

    「…エース、お前な」
    「オハヨ、デュースくん。」

     僕の痛がる顔を見てニヤリと目を細める彼は、この学校の問題児のエース・トラッポラだった。いつも一緒にいることが多いが、彼の行動は読めないことが多い。…自分がそういうことができるタイプではないからかもしれないが。せめてもの反抗で睨んでみたが、微笑まれてしまった。自然と歩調を合わせて歩き始めると、エースが口を開いた。


    「デュースはさホリデー中何すんの 3687

    kusari_to_yaiba

    INFO途中で何が描きたいかわからなくなったので供養してください。日常生活の中でちょっと血が出ます。※ワタシ!リョナヘキチョトアルネ!
    ※デュース、チョトオラツイテルネ!


     薔薇の花の香りが鼻腔をくすぐる。自分にはこういうファンシーな世界観は今まで無縁だったので、やはり肌に合わないように思う。だが、魔法の鏡が選んでくれたこの寮に誇りを感じているので全うしようとは思っているのだが…どうにも紅茶を啜って優雅に過ごすこの時間が煩わしい。せめて顔と態度には出さないでおこうと、何とも洒落たティーカップに口を寄せると隣の席からけたけたと笑い声が聞こえた。自分に向けられた下品な笑い声の正体はクラスメイトでルームメイトのエース・トラッポラだった。   


    「ぶっ、あははは!!お前、渋い顔しすぎ!!」
    「…顔に出していないつもりだったんだが」


     ぶっきらぼうにそう答えると、エースは「いや、わかりやすすぎだから!」と可笑しそうに腹を抱えている。僕はそんなエースを横目にティーカップの中のダージリン?アッサム?とかなんとかを啜りながら、鼻に抜ける紅茶の香りとともにため息をついた。僕の態度に飽きたのか、エースはもう別の人間のところへ向かっていた。本当にやかましいやつだ。昔の僕ならすでに5、6発は殴っ 2926