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YoRu_Sama0

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#鍾タル #ZhongChi

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#鍾タル

Ru(鍾タル)

かきかけ■頭を空っぽにして読んでください

ファデュイと往生堂公認の仲の鍾タル。秘かにつくられていた自分達の同人誌を見てしまったタルの話。
いつか気が向いたら続きができるかも知れない。
絶句というのは言葉を失うという事だ。短い人生とはいえいくつもの修羅場をくぐり抜けてきたタルタリヤは普通の安定した生活を送っている人よりもこういった場面に出くわす経験が多かった。だが、今回のシュチュエーションはあまりにも特殊だった。
住んでいた街が焼ける。隣にいる人間の首が突如飛ぶ。自室の扉を開けば見知らぬ裸婦がベッドで寝ている。民間で流通している書物ではそういった場面で絶句という言葉を用いる事が多々見受けられるが、今回タルタリヤが直面したものはそれのどれとも異なっている。

北国銀行での返済取立て任務の中、夜逃げを企てる一家に制裁を下したのが昨夜の出来事。そして、金品の押収を行い、その品々の金銭的価値を確かめるべく品定めをする事が業務上多々あり、そんな時の事だった。
タルタリヤが自室の机に広げていたのは美しく細工を施された化粧箱。少しだけ深さがあるそれは弁当箱の三倍ほどの暑さがあり、大きさも公的書類を納められる程の大きさをしている。土地の権利書なりそういった重要な書物を入れるのに適している箱だろうと北国銀行の名のもとに押収し、日も沈みきった時刻という事もあり押収品の物色はまた後日にしようと自室まで持ち帰っていたそれの蓋をぱかりと開く。

「……本?と、なんだこれ」

中にあったのは本にしては大きめで、そしてあまり分厚くもないぺらりとした薄さの書物。書物と言うべきかも悩む薄さだったが、紐で縛りしっかりと綴られているのを見ると誰かが個人的に作成した物なのだろう。それが十数冊と詰まっていた。そして、箱の隅にあるそれなりの大きさの竹筒と小瓶。瓶は茶褐色のガラスで出来ており、指につまんでタプンと揺らしてみると少しトロリとした液体が揺れるのがガラス越しによく見える。
首を傾げたところで答えが出てくる訳もなく、とりあえず一番上にある書物をはひとつ手に取ってみる。少し分厚い表紙をめくると、背筋が凍るようにしてタルタリヤの時間が止まった。大きな紙に描かれているのは、最近になってよく聞くようになった漫画というもの。一枚の用紙を複数のコマで割り、そのコマの中に描かれた光景を紙芝居のように場面の切り替わりとして楽しんでいく書物だ。紙芝居と異なり、1つの物語に多くの絵を描く必要があり、制作する事に大変な根気がいると聞いていた。
問題はそこではない。描かれている絵が問題だった。

「うそでしょ……」

巧みな絵は実物をも超えるという。実際、現実と見まごう程の絵画をタルタリヤも見た事はあった。だが、その書物に描かれている人物はどう足掻いても見覚えがある。目元を隠す幼い頃から見ていた仮面。それを顔が見えるように頭部に括り付けている男と、長く項から伸びた髪を一つに結わえるきっちりとした服装の男。その見覚えしかない二人の男が描かれていた。
それだけでも驚きだと言うのに、タルタリヤが言葉を失ったのはその内容である。ごく自然に唇を重ね、床に雪崩込む姿が描写されたそれはやはりと言うべきか当然の様にその先の事を行い始める展開に頭の中が真っ白になった。

「うっ、わ……」

第三者から見られている角度で描かれている絵は表情が読み取れる程の完成度をしていて、重ねる唇の艶めかしさや肌を滑る指のしなやかさ、そして受け手である自分と同じ顔したその男の表情があまりにも淫靡で、口に溜まった唾を飲み下す音がやたらと大きく聞こえる。本来ならば嫌悪感を覚える場面なのだろうが、ぞくりと震える背中はその行為心地良さを知っていた。
なにより、その相手が鍾離なのが良くない。その手が、声が、自分の身体を熱くさせる事をタルタリヤの身体は覚えている。画中に描かれる相手が鍾離意外なのであれば憎悪と嫌悪でいっぱいになっていたであろうに、よりにもよって実際にまぐわった事のある唯一の人物がそこに描かれていた。
これ以上は辞めた方がいい。そういう気持ちに反してそろりと薄い紙切れを指先でめくっていく。エスカレートしていく行為は現実のものよりも激しく、見る者をより昂らせる為に卑猥な隠語を織り交ぜつつ綺麗美に描かれている。吐き出す自分の息がやけに熱くなるのが自分自身でも理解出来た。
ふと、自覚した下半身の違和感。短いジャケットでは隠れきれないそこは読んだ書物の内容にしっかりと反応を示し、苦しそうに布を押し上げる情けの無い姿がそこにあった。

「流石に、笑えないね……」

赤くほんのりと火照った顔を手で多い、乾いた笑いを混じえた呟きがひとつ。
今日が非番で本当に良かったと心の底からタルタリヤはそう思った。1890 文字

Ru(鍾タル)

できた『天と地を繋ぐ糸』
おててをつなぐ鍾タルのお話。
天の頂きを掲げ、清々しく広がる空にぼんやりと霞掛かった雲が所々波のような模様を作る。芸術家の絵画にも似たその光景には時折深く色付いた紅葉が舞い、蒼いキャンバスを美しく飾っていく。

「先生、あれなに?」

あれと呼ばれた物は蒼の空で長い帯をはためかせ、優雅に宙を泳ぐ。綺麗に敷き詰められた石畳蹴りながらタルタリヤは尋ねた。

「あれは凧だ」
「あそこの屋台とかで売ってるやつ?」
「ああ」

細い骨組みに極彩美を施された絵画を施したそれはこの国では誰しもが知る遊具のひとつ。璃月の民が愛する岩石帝君を描いたものが多いらしく、今正に大空を気持ちよさそうに泳ぐそれは民からの愛情を一身に受けた帝君なのだろう。
彩られたキャンバスの中を悠々と泳ぐその姿は晴れ渡る空の中で常軌を逸し、見るものの視線を束ねるには十分過ぎる存在感があった。

「先生、あんなに自由に飛ぶんだね」
「あれは凧だぞ?」
「そういう事じゃなくてさ」

比喩的な表現をするタルタリヤの言葉を真っ直ぐに受け止めた鍾離が小首を傾げると、片耳を着飾るピアスがしゃらんと音を立てる。それに呼応するようにタルタリヤは高めの声帯を震わせ高らかに笑った。

「俺も飛んでみたいなぁ」

言葉と共にひらりと紅いスカーフを靡かせ、タルタリヤの身体が跳ねる。街全体を流れる細い上水路に施された低い塀へと軽やかに飛び乗り、ひと一人くらいの幅のそこで変わらずに歩を進め始めた。
変わらずに天を仰ぐタルタリヤに反し、突如高く狭い幅の道を選んだ相手に鍾離の視線は空を泳ぐ伝統遊具よりも隣の人物に集中させる。

「公子殿。落ちるぞ」
「大丈夫だって」

「ほら」と言いながら敢えて水路側の足を宙に投げ出し、腕を少しだけ広げて伸ばしながらバランスを取る姿勢を見せ付けるタルタリヤはまるで童心に返ったかのようにその表情を柔らかく綻ばせた。
確認もなければ承諾も得ないままにこちら側に伸ばされた手を鍾離は捕まえる。繋いだ手は互いになんの合図もなく強く握られた。まるで始めから繋いでいたかのように極自然に。
一筋の風が街を揺らし、舞い踊る木ノ葉が辺りに散布する。それは先程まで高らかに天を泳ぐ龍を煽り、ぐらりと宙で揺れていた。

「凧ってさ、一本の糸で支えられているんだよね?」
「そうだ」

ピンと張りつめた一本の糸は細くか弱く薄らと存在していた。
煽られる本体を懸命に繋ぎ止めるそれをみて、タルタリヤはこう言った。

「俺の事は先生がしっかり捕まえておいてよ。風に飛ばされないようにさ」

あまりにも勝手なその言い分に鍾離は一度黄金の瞳を丸くさせる。だが、悪びれもなく笑うその姿につられるように穏やかに眉を下げ、目を細めさせた。

「いいだろう」

手袋同士の奏でる衣擦れは小さく、二人にしか聞こえないくらいの音をたてた。1176 文字