▽
フカフカ
DONEK2 ▽ T先生+和久井くん▽自分はあなたの被造物ではないかもしれないが、それでも粘土のような自分に手を添えたのはあなたなのであってという話▽割とはじめの方っぽい二人▽初めて書いたのでなんか変サフラン 高みからならば何もかもが見通せるのではあるまいかとは所詮は幼さがもたらす拙い幻だっただろうか、と思った。
和久井は自宅──ということになっている──マンションの一室の窓辺から外を眺めやった。白く明るい、昼の光が空を泳ぎ、地に突き刺さり、和久井の足元に忍び寄ってさざなみがごとくに揺れ動く。床を踏む足の先が温かい。
大窓はどこまでも澄んで、曇り一片さえなく外界の様子を開け広げに和久井へ伝えてはくるが、もたらされる景色の中に人間の姿というものはなかった。
空の近くからでは街ゆく人々の姿はあまりに小さく、呆気なく、高層階を止まり木にする和久井の目ではもはや捉えきれなかった。
己の立ち位置が他より高ければ高いほど目が利くようになるとは、やはり空想に過ぎない、と和久井は足を後ろへ引いて身を翻した。鏡のように光る窓ガラスに、制服姿の己の姿が滲んだ残像となって映った。
4134和久井は自宅──ということになっている──マンションの一室の窓辺から外を眺めやった。白く明るい、昼の光が空を泳ぎ、地に突き刺さり、和久井の足元に忍び寄ってさざなみがごとくに揺れ動く。床を踏む足の先が温かい。
大窓はどこまでも澄んで、曇り一片さえなく外界の様子を開け広げに和久井へ伝えてはくるが、もたらされる景色の中に人間の姿というものはなかった。
空の近くからでは街ゆく人々の姿はあまりに小さく、呆気なく、高層階を止まり木にする和久井の目ではもはや捉えきれなかった。
己の立ち位置が他より高ければ高いほど目が利くようになるとは、やはり空想に過ぎない、と和久井は足を後ろへ引いて身を翻した。鏡のように光る窓ガラスに、制服姿の己の姿が滲んだ残像となって映った。
めい(ひかる)
PROGRESSサンプルで抜く予定のページ……お肌塗り塗りするのたのしいけど、これは時間かかるぞ……
そして、原稿を見返せば見返すほど……中身がなくって落ち込み気味ですが……( ̄▽ ̄;)
完走しマース!!
パスはグの学籍番号数字三桁