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    カプリコーン🪽

    DONEアシュレオ幼少期捏造話。レオ視点
    アシュがレオにケッコンしよう!て言い出す4コマの元になった文章を、ちゃんと書いてクソバカ長くしたものです。
    ケッコンしないアシュレオ「レオ、俺とケッコンしよう」
    突然かけられたその言葉に驚いて視線を上げると、そこには屈託のない笑顔をみせるアシュレイがいた。
    まだ高い空、てっぺんまで登りきっていない太陽、少し冷たい風が頬をかすめてアシュレイの髪を揺らした。思わず息を吸い込むと、朝露に濡れた草木の匂いで肺が満たされる。
    兄貴は何を、いや…俺はこの光景を知っている。そうか、これは夢か。幼い頃の記憶の夢を見ているのだ。
    そう自覚した途端に全てがぼやけて、目の前の幼き日のアシュレイも木々のざわめきも匂いも何もかもが消えていく。思わず手を伸ばそうとした次の瞬間、全てがかき消えて真っ黒な空間だけが広がっていた。

    気がつくと、俺は自分が眠りについていた部屋の天井をぼんやり見つめていた。頭を少し動かすと枕元に置かれた時計が目に入る。起きるにはまだ早い時間だ。しかし、自分のベッドの横に並べられているもう一つのベッドにはその主の姿はない。今日の朝食当番の「あいつ」はもう起きているようだった。
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