おまゆ
Citrus_Dog0602
DONEいおまゆが一緒にスイーツバイキング行って帰るだけの話「せんせい、お願い!」
青桐マユはいつものように隣に座ると、そんな風に言ってきた。何をお願いするつもりなのかはわからないが、ともかく五百旗頭カナタはいいですよ、と言いかけた口を閉じる。以前書類を書いてほしいと言われて二つ返事をしたところ婚姻届を書かされそうになったことは記憶に新しい。
それを気にする様子もなく、青桐はずい、と身を寄せて自分のスマートフォンの画面を見せてくる。
「えっとねえ、このお店に行きたいの」
「スイーツバイキング……ですか」
「うん!」
意気揚々と頷く彼女に、まあこれならと五百旗頭は笑顔で了承をした。いつもなら一人で行くなり他の人間を誘うなりするだろうに珍しいなあなんてことを思いながら、予定を確認する。青桐はその横でにやにやを隠せていなかった。
1012青桐マユはいつものように隣に座ると、そんな風に言ってきた。何をお願いするつもりなのかはわからないが、ともかく五百旗頭カナタはいいですよ、と言いかけた口を閉じる。以前書類を書いてほしいと言われて二つ返事をしたところ婚姻届を書かされそうになったことは記憶に新しい。
それを気にする様子もなく、青桐はずい、と身を寄せて自分のスマートフォンの画面を見せてくる。
「えっとねえ、このお店に行きたいの」
「スイーツバイキング……ですか」
「うん!」
意気揚々と頷く彼女に、まあこれならと五百旗頭は笑顔で了承をした。いつもなら一人で行くなり他の人間を誘うなりするだろうに珍しいなあなんてことを思いながら、予定を確認する。青桐はその横でにやにやを隠せていなかった。