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    さらし

    fujimura_k

    MOURNING現パロ月鯉 珈琲専門店・店主・月島×画家・鯉登
    脱サラしてひとりで珈琲専門店を営んでいた月島が、画家である鯉登と出逢ってひかれあっていく話。
    作中に軽度の門キラ、いごかえ、菊杉(未満)、杉→鯉な描写が御座います。ご注意ください。
    珈琲 月#1 『珈琲 月』


     そのちいさな店は、海の見える静かな街の寂れた商店街の外れに在る。
     商店街は駅を中心に東西に延びており、駅のロータリーから続く入り口付近には古めかしいアーケードが施さていた。年季のいったアーケードは所々綻びて、修繕もされないまま商店街の途中で途切れているものだから一際寂れた雰囲気を醸している。
     丁度、アーケードの途切れた先には海へと続く緩やかな坂があり、下って行くと海沿いの幹線道路へと繋がっている。坂の途中からは防波堤の向うに穏やかな海が見え、風が吹くと潮の香りが街まで届いた。
     海から運ばれた潮の香りは微かに街に漂い、やがて或る一点で別の香りにかき消される。
     潮の香りの途切れる場所で足を止めると、商店街の端にある『カドクラ額縁画材店』の看板が目に入るが、漂って来るのは油絵の具の匂いではない。潮の香にとって代わる香ばしく甘い香りは、その店の二階から漂って来るモノだ。
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    calmdestorm2

    DONE【腐】ロマサガ2 ノエクジ
    10年以上くらい前に、人間時代のクジンシーが仮面をつけている理由を考えていた時に思いついていたノエクジネタ
    急に続きをしっかり思いついてしまったのでメモ……と思って書いてたら良い感じにまとまったのでふせったーにさらしてました
    肉付けしようかと思ったけど、このままの方が良さそうだから変更無しでここに載せます。
    (ちょっとグロいので、ダメな人はバックしてね)
    骨まで愛して※Attention※

    一部グロい表現があります
    どんな感じのグロさかは、第二形態で彼が持っている盾(で良いのかな?)のお姉さんの傷痕をイメージして大丈夫なら大丈夫なぐらい

    姿はエンサガで登場した紀元スタイル






    手に、首筋に、頬に、額に、唇に。
    この身体の至るところに余すことなく口づけを落とす恋人に、マメだなぁとクジンシーは少しズレて感想を胸に抱いた。

    「ノエル、キス好きだね」
    「君に触れていると、安らぎを感じるんだ」
    「ふーん」

    気の抜けた返事をするクジンシーだったが、仮面に触れられ「そこはダメ」と相手を制止する。

    「やめときなよ。
    知ってるだろ、この下がどうなっているか」
    「ああ、だからこそ見たい」
    「……どうしても?不気味だよ?」
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