カルパッチョ
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DONEマックスとアドラ寮以外で遭遇したいからお気に入りの場所を聞きたいカルパッチョパチョマク短文 カルパッチョ・ローヤンは、人生で最も理解が追いつかない存在と出会ってしまった。それがマックス・ランドだ。
彼は恐れや敬意を抱くでもなく、ただ「奇妙」だった。なぜ親友の弟の親友というだけで、命と体を張る覚悟ができるのか。そこまで踏み込めるのか。カルパッチョにはその理由がどうしてもわからなかった。
「魔法史の勉強がしたい。まずは身近なこの校舎から始めようと思ってる。
センパイが史学の視点からオススメする場所はどこ?センパイが気に入っている――よく行くところなら僕も通いやすい立地にあるよね?」
アドラ寮の談話室はある空気に包まれていた。――また来たのかよ……この男。カルパッチョ・ローヤンによって出来上がった空気である。はじめは恐れの気配が濃かった。いまや「帰れ!」なのだから、人というものは何事にもすぐ慣れる。
1658彼は恐れや敬意を抱くでもなく、ただ「奇妙」だった。なぜ親友の弟の親友というだけで、命と体を張る覚悟ができるのか。そこまで踏み込めるのか。カルパッチョにはその理由がどうしてもわからなかった。
「魔法史の勉強がしたい。まずは身近なこの校舎から始めようと思ってる。
センパイが史学の視点からオススメする場所はどこ?センパイが気に入っている――よく行くところなら僕も通いやすい立地にあるよね?」
アドラ寮の談話室はある空気に包まれていた。――また来たのかよ……この男。カルパッチョ・ローヤンによって出来上がった空気である。はじめは恐れの気配が濃かった。いまや「帰れ!」なのだから、人というものは何事にもすぐ慣れる。
するが
DONEセベクのおばあちゃんになりたすぎておばあちゃん夢書きました。お前もセベクのおばあちゃんにならないか?おはぎも食べさせたいけど鮭フライ(田舎の婆ちゃんなのでカルパッチョなんてオシャなものは知らない)とか枝豆ごはんとか村の畑で採れた新鮮なお野菜も食べさせたいんですよ。
あと帰りにお小遣いも渡したい。これでいっぱい美味しいもの食べてくれ。
※パスとっぱらいました。
セベクとおばあの夏休み〜おはぎ編~「おばあ!! 来たぞ!!」
玄関の引き戸のガラガラという音をかき消しながら玄関から響く元気な声は、一年ぶりに聞く孫のものだ。
「まあまあセベクちゃんいらっしゃい。大きくなったわねぇ、一人でこんなに遠くまで大変だったでしょ」
「この国には移動用の鏡が繋がっているから問題ない。電車とバスの乗り換えも滞りなく来れたぞ!」
去年より顔の位置が随分高くなったけれど、得意げに笑う顔は去年までと何ら変わらない。
茨の谷と繋がる鏡はここからは随分遠く、ましてやここは電車も通っていない辺鄙な田舎。辛うじてバスはあるものの、それをいくつか乗り継がなければたどり着けない。ほんの少し前まで小さかった孫がそんな長旅を成し遂げた成長に感動するし、そうまでして会いに来てくれた事が嬉しくてたまらなかった。
2956玄関の引き戸のガラガラという音をかき消しながら玄関から響く元気な声は、一年ぶりに聞く孫のものだ。
「まあまあセベクちゃんいらっしゃい。大きくなったわねぇ、一人でこんなに遠くまで大変だったでしょ」
「この国には移動用の鏡が繋がっているから問題ない。電車とバスの乗り換えも滞りなく来れたぞ!」
去年より顔の位置が随分高くなったけれど、得意げに笑う顔は去年までと何ら変わらない。
茨の谷と繋がる鏡はここからは随分遠く、ましてやここは電車も通っていない辺鄙な田舎。辛うじてバスはあるものの、それをいくつか乗り継がなければたどり着けない。ほんの少し前まで小さかった孫がそんな長旅を成し遂げた成長に感動するし、そうまでして会いに来てくれた事が嬉しくてたまらなかった。