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    ギャバン

    palco_WT

    MAIKINGおサノちゃんと諏訪隊ニキ。

    おサノちゃんが読モやってた雑誌はストニューをモデルにしてます。妻夫木くんとか押切もえちゃんとかいた頃の。ウィキには載ってないけどいしがきゆーま(平成ギャバン)もいたの覚えてる。
    「ほら、ココア呑むか」
    「どしたの珍しい。優しいじゃん」
    「俺は基本的に優しい男だぜ?」
    「うん、知ってる」
    「それに、特に、嫌なことがあったやつには」
     大きく広く、暖かい掌が、小佐野の髪を優しく撫でる。
    「分かっちゃうんだ~、諏訪さん」
    「分かるに決まってっだろ。俺はお前たちの隊長だぜ」


    「とは言ったものの、男の俺には話しづれぇこともあるだろ」
    「?」
    「悪いな、任せた」
    「微力ですが」
     諏訪と入れ替わりに入ってきたのは風間隊のオペレーターの三上だった。
     みかみか~、とおきゃんなおサノにしてはよろけた声で仇名を口にするのを、諏訪は背中だけで伺いながら、作戦室を出て行った。

     諏訪の見るところ、小佐野はここ数日、明らかに様子がおかしかった。それは堤や笹森も同じ見解だった。
     表面上はいつものマイペースでのんびりとして、屈託ない諏訪隊自慢のオペレーターだが、時たまぼーっとしてははっと我に返るとくしゃくしゃと歪めた顔を掌でぴしゃりと叩くように挟んでみたり、ふと気づけばクッションを抱きしめたままベイルアウト用ベッドに転がってじっとしていたり、スマホを眺めているようでいながら空いた 1599