スマートスピーカー
masasi9991
DONEスマートスピーカーを手に入れた道流さんの道タケ漣一番たいせつなこと うるせぇ、と叫ぶ準備をしていた。らーめん屋がなにか言おうってときの気配がした。その一瞬で充分だ。
『タケル、漣。飯、できたぞ』
「うるせェ!」
案の定、らーめん屋の声が二重に聞こえた。あとから聞こえた方は、ニセモノだ。
『漣、起きてたのか? タケルは?』
「うるせぇっつってんだろ! わざわざコレでしゃべんな!」
ただでさえうるさいらーめん屋の声が二倍だ。すぐそこの台所でしゃべってんのと、このヘンなスピーカーからちょっと遅れて聞こえてくるのと。
その何が楽しいのか知らねーが、コレを部屋に置いてかららーめん屋はやたら上機嫌だ。
「円城寺さん、聞こえてる……。つーか俺はコイツと違ってだらけてたわけじゃない」
『ん、そうか。すぐ飯持ってくるから、机の上片付けといてくれないか?』
1853『タケル、漣。飯、できたぞ』
「うるせェ!」
案の定、らーめん屋の声が二重に聞こえた。あとから聞こえた方は、ニセモノだ。
『漣、起きてたのか? タケルは?』
「うるせぇっつってんだろ! わざわざコレでしゃべんな!」
ただでさえうるさいらーめん屋の声が二倍だ。すぐそこの台所でしゃべってんのと、このヘンなスピーカーからちょっと遅れて聞こえてくるのと。
その何が楽しいのか知らねーが、コレを部屋に置いてかららーめん屋はやたら上機嫌だ。
「円城寺さん、聞こえてる……。つーか俺はコイツと違ってだらけてたわけじゃない」
『ん、そうか。すぐ飯持ってくるから、机の上片付けといてくれないか?』
Umi1115Tkso
DOODLEいつぞや呟いたスマートスピーカーに嫉妬する1の1飯(までいってないかも)めちゃくちゃ短い
商品名使っていいかわからなくて気持ち程度の改変してます。
対抗心「アリーサ、書斎のでん…」
室内灯が僕の言葉が終わるより早く、ぴっ、と音を立ててついた。
「……アリーサ、エアコンの温度を…」
やはり、言い終えるより前にエアコンの温度が下がる。
目をやったのは、最近うちに来たスマートスピーカーじゃなくて、僕の後ろで資料を添削してる一号。
「一号?」
「……なんだ」
もう1度下げるか?と目を上げた一号に、いや、と断りを入れて、また資料に目を戻した。
「あ!そうだ、アリーサ…」
「教授には今朝連絡してある」
「え、」
ノーヒントで僕の次の行動を読んで先手を打ってる一号に、思わず固まる。
というか、どうして今メール送って欲しいってわかったんだ?なんて事を考えながら、また一号を振り返った。
「えっと、一号?どうしたの?」
1074室内灯が僕の言葉が終わるより早く、ぴっ、と音を立ててついた。
「……アリーサ、エアコンの温度を…」
やはり、言い終えるより前にエアコンの温度が下がる。
目をやったのは、最近うちに来たスマートスピーカーじゃなくて、僕の後ろで資料を添削してる一号。
「一号?」
「……なんだ」
もう1度下げるか?と目を上げた一号に、いや、と断りを入れて、また資料に目を戻した。
「あ!そうだ、アリーサ…」
「教授には今朝連絡してある」
「え、」
ノーヒントで僕の次の行動を読んで先手を打ってる一号に、思わず固まる。
というか、どうして今メール送って欲しいってわかったんだ?なんて事を考えながら、また一号を振り返った。
「えっと、一号?どうしたの?」