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    Umi1115Tkso

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    Umi1115Tkso

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    いつぞや呟いたスマートスピーカーに嫉妬する1の1飯(までいってないかも)

    めちゃくちゃ短い

    商品名使っていいかわからなくて気持ち程度の改変してます。

    ##DB
    ##1飯

    対抗心「アリーサ、書斎のでん…」

    室内灯が僕の言葉が終わるより早く、ぴっ、と音を立ててついた。

    「……アリーサ、エアコンの温度を…」

    やはり、言い終えるより前にエアコンの温度が下がる。

    目をやったのは、最近うちに来たスマートスピーカーじゃなくて、僕の後ろで資料を添削してる一号。

    「一号?」
    「……なんだ」

    もう1度下げるか?と目を上げた一号に、いや、と断りを入れて、また資料に目を戻した。

    「あ!そうだ、アリーサ…」
    「教授には今朝連絡してある」
    「え、」

    ノーヒントで僕の次の行動を読んで先手を打ってる一号に、思わず固まる。
    というか、どうして今メール送って欲しいってわかったんだ?なんて事を考えながら、また一号を振り返った。

    「えっと、一号?どうしたの?」
    「……どうした、とは?」
    「や…なんか…先回りというか…」
    「別になんてことはない。私には学習機能が搭載されている。毎日お前と一緒に仕事をしていれば、この程度のこと………」

    うんぬんかんぬんと話す一号の視線は僕ではなく、机上の丸いスピーカーに向けられている。

    そういえば、とアリーサが来たばかりの時の事を思い返した。

    『一号君!アリーサって凄いんだよ!ねぇ、アリーサ、ピッコロさんに電話して!』

    ぴぴ、と音を立てた後、整然とした女性の声が流れる。

    『はい、【ピッコロさん】との通話を開始します』
    『…パンか?どうした?何かあったか』
    『ううん!大丈夫!!また後でね!ピッコロさん!』

    ぶつりと通話を終えて、無邪気に大人を振り回す娘は、ね?!と一号を振り返ってスピーカーを振りかざした。

    そうされた一号は、少し考えるように難しい顔をした後、腑に落ちなそうに、そうか、と呟く。

    『結構便利なのね。私も調べ物とか、部屋の電気消したりとか、凄い助かってるの』
    『しかもね!一緒に遊んでくれるんだよ』

    アリーサ、しりとりして!と叫ぶ声に、では動物名しりとりを開始します、と声が返った。
    パンが楽しそうにしりとりを楽しむのを見ながら僕も声をかける。

    『はは、僕の部屋にも欲しいなぁ』

    その時の目を見開いた一号の顔まで思い出したところで、現状の原因を見つけた気がした。

    「……つまり、博士に作られた私にとって、これくらいのことは…」

    威嚇のように説明を続ける一号を振り返る。

    「一号。もしかしてヤキモチやいてる?」

    僕の言葉にびたっと説明をやめた一号は、考えるように少しだけ目を泳がせたあと、ふい、と顔を逸らして、何を言ってるかよくわからないなと呟いた。
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