チョロ甘
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SPUR ME※チョロ甘依織そうだ、ラブホ行こう。続続続 口をぽかりと開けた依織の手から、するりとコロッケが滑り落ちて、匋平は咄嗟に手を差し出す。間一髪、食べかけのコロッケが地面に落ちることは免れたが、袋の上から強く掴んでしまったのか、少しばかり、形が崩れてしまっていた。
「何言ってんだ、お前……」
「?、言ったまんまだけど」
「まんまって、」
「依織、今度の休み、ラブホ行こう」
「聞こえなかったわけじゃねぇよ……」
学校からの帰り道、連絡もなしにひょいと現れた匋平を不思議に思いつつも、依織は特に気にしてはいなかった。
バディで動くことを基本とされている二人には、あまり単独で仕事を言い渡されることはなく、昼間は雑用以外に特に用事のない匋平がこうして依織を迎えに来るのはままあることで、依織もそれを、憎からず思っている。
3457「何言ってんだ、お前……」
「?、言ったまんまだけど」
「まんまって、」
「依織、今度の休み、ラブホ行こう」
「聞こえなかったわけじゃねぇよ……」
学校からの帰り道、連絡もなしにひょいと現れた匋平を不思議に思いつつも、依織は特に気にしてはいなかった。
バディで動くことを基本とされている二人には、あまり単独で仕事を言い渡されることはなく、昼間は雑用以外に特に用事のない匋平がこうして依織を迎えに来るのはままあることで、依織もそれを、憎からず思っている。