ナパーム
ryuhi_k
DONEファンタジーな世界でパーティ組んでる5thが、攻略に向かったダンジョンでなんやかや運命的な出会いをする話です。多分。今回の置いてかれ:ナパーム
一人残らないと先に進めないダンジョンって何なんですか?!3「……お前は、一体、何を望む?」
抑揚のない、淡々とした問いに、男は浮かべていた笑みを更に深くした。
「決まっている。勿論――」
「後生だからこの依頼を受けてくれ」
朝一でギルドを訪れたとあるパーティが見たのは、メンバーの一人・ナパームの土下座だった。
「……私達何度も言いましたよね? ナパームには、特に単独で来た場合決して依頼を見せるなと」
クリスタルが受付を睨みつける。
「そんなこと言われても無理ダスよ~!」
睨まれて半泣きの受付がそう叫ぶ。実際、一度決めたらテコでも動かないナパーム相手に依頼書の束を守り切るのは難しい。恐らく受付は頑張ったのだろうし、他の冒険者が閲覧しているところから目ざとく見つけたのかもしれないので、あまり責めるのも可哀相ではある。
5430抑揚のない、淡々とした問いに、男は浮かべていた笑みを更に深くした。
「決まっている。勿論――」
「後生だからこの依頼を受けてくれ」
朝一でギルドを訪れたとあるパーティが見たのは、メンバーの一人・ナパームの土下座だった。
「……私達何度も言いましたよね? ナパームには、特に単独で来た場合決して依頼を見せるなと」
クリスタルが受付を睨みつける。
「そんなこと言われても無理ダスよ~!」
睨まれて半泣きの受付がそう叫ぶ。実際、一度決めたらテコでも動かないナパーム相手に依頼書の束を守り切るのは難しい。恐らく受付は頑張ったのだろうし、他の冒険者が閲覧しているところから目ざとく見つけたのかもしれないので、あまり責めるのも可哀相ではある。